國學院大學 入学案内 2022
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人間開発学部 初等教育学科 4年 [取材時]西村 慶徳 (千葉県立千葉東高等学校 卒業)千葉県 千葉市小学校 合格教育のスキルを磨き続けて、子どものよさや個性を育むことのできる教師になりたい。高校の頃から教師になりたいという夢を持っていた私は、現場での実務経験を持つ先生方が多く在籍している恵まれた環境に魅力を感じ、國學院大學への進学を決めました。「教職論」では、日本の学校教育の特長や教師に求められる資質・能力について学べたと同時に、教師を取り巻く現状と課題についても深く考えることができました。それにより、具体的に思い描けるようになった目標とする教師像が、現在の自分の芯になっています。小学校教育に魅力を感じたのは、大学3年次に経験した教育実習がきっかけです。初めは子どもとの関わり方がうまくいかず悩むこともありましたが、子どものためを思い、考え行動したことが子どもの成長につながったときに、教師としてのやりがいを実感しました。「主体的・対話的で深い学び」の実現を目指し、2020年より全面実施となった学習指導要領の改訂に携わられた田村学教授のもとで研究を行ったことも、貴重な経験です。実際の小学校の研究授業を見学した際に目の当たりにした、学んだ知識を関連付け活用する“深い学び”が、これからの子どもたちに必要だということを実感しました。私は大学の制度を利用して、在学中に2度の海外留学を経験しました。留学先では、現地小学校に通う子どもへの学習支援や日本文化を伝える授業を行いました。人種や文化、言語も異なる子どもたちに思いが届くのだろうかと不安でしたが、子どもたちとの日々の関わりを通じて、「教師が子どもを思う気持ちは人種や言葉の壁を越え必ず通じる」ということを実感しました。就職先として選んだのは、生まれ育った千葉県の小学校です。私が目標とするのは、子どものよさや個性を見つけ、それらを活かし、伸ばすことのできる教師です。外国籍児童や不登校児童の増加などが問題視されていますが、教師として一人ひとりの子どもを大切に想い、真に向き合う気持ちを持ち続けたいと思います。また、学びを続ける姿勢を持つことも教師にとって大事な資質だと思っています。子どもたちによりよい指導ができるように、授業の質や児童理解力を高める努力を続けていかなければなりません。すべては子どもたちの成長のために、自分自身もよりよい教師であり続けられるよう、子どもたちと過ごす日々を大切に、これからの教員人生を歩んでいきたいと思います。私が学んだ 知の源流先生から教わった“深い学び”が、教師としての軸になる留学先で子どもたちと触れ合うことで、新たな視点が得られた私が紡いだ 新たな知私が学んだ知の源流私が紡いだ新たな知1No.在学生インタビュー人間開発学部初等教育学科KOKUGAKUIN UNIV. 087

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