國學院大學 入学案内 2022
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授業紹介タブレット一人一台時代、学校にICT機器が普及し、教師はタブレットや電子黒板などを活用した授業が求められるようになります。この授業では、単なる機械の使い方ではなく、ICT機器を上手に使いこなして授業を行う方法について学びます。ICT授業構成論PICK UP1楽譜を読む力、ピアノ演奏の技術、そして弾き歌いの力を養い、子どもたちと音楽をする基盤を作ります。演奏経験の有無は問いません。音楽は心の栄養であり、授業を通して自身の音楽力を磨き、音楽の楽しさを子どもたちに伝えられる教師の育成を目指します。ピアノ実技APICK UP2全人教育を標榜する日本型学校教育の象徴でもある学級会や児童会、クラブ活動や学校行事など、小学校の「特別活動」の指導法を学ぶ授業です。非認知能力の育成が求められる昨今では、海外から関心が高い教育活動です。実際にエジプト国のTOKKATSUの導入に関わっている事例を含め、授業で最新の情報を提供しています。特別活動は子どものアンケート調査においても、常に「学校の楽しさ」の上位を占め、教師にとって学級経営にも直結することから、多くの学生が関心を持って学んでいます。全国の学校での実際の映像を見て学んだり、学生自身の経験などを交流しあったりしながら、楽しく指導の在り方を学んでゆきます。特別活動の理論と方法PICK UP3この授業は、特別支援学校教諭の免許科目であるとともに、初等教育学科の選択科目です。通常学級に2、3名は在籍すると言われている発達障害のある児童生徒の対応が、重要な教育課題の一つになっています。インクルーシブ教育の実現に、教師の発達障害児に対する指導力は欠かせません。授業では、まず発達障害児が、学校の授業や活動のなかで、どのようなことで困っているのか説明します。そして、それらに教師として、どのように対応すればよいのかについて、学習障害や注意欠如多動性障害、自閉症スペクトラムといったケースごとに話します。受講生は、教育実践に役立つ指導方法を分かりやすく学ぶことができます。発達障害児教育総論PICK UP4演習科目ピックアップこの演習は、教育実習を終えた4年生による教職課程の集大成です。まず、各学生が教育実習を含めた学びを振り返って課題を抽出し、クラスで共有。 その上で「教材分析」「教師の話し方や子どもとの接し方」「板書」など、全員で追究したいテーマをいくつか設定します。テーマの担当者を決め、文献資料や調査研究を行って資料をまとめ、順にパワーポイントなどで発表して、仕上げとなります。実習経験者同士で評価しあったり、議論したりという学生主体の活動を通して、小学校の学級担任に求められている実践的な指導力を高めることが演習のねらい。テーマの追究と資料作成の過程で、教育実習や教育ボランティアでお世話になった現場の教員の方々に再び協力を仰ぎ、それがきっかけで学級経営や授業づくりの極意を直接伺えたというケースも多くあります。教職課程で得た学びを整理し、自分が目指す教師像を明らかにする上で欠かせない演習のひとつです。教職実践演習 安野 功 教授教職課程で学んだことを振り返る、学びの集大成。後期第1回〜3回・教職関連科目および教育実習における学びの振り返りとテーマ設定第4回〜14回担当する学生による各テーマの提案と協議(演習)第15回学びのまとめと振り返り・各自が担当するテーマの追究計画立案および提案の準備PICK UP5KOKUGAKUIN UNIV. 089人間開発学部初等教育学科

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