國學院大學 入学案内 2022
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授業紹介この授業では、幼児の言葉の発達や言葉を育む絵本や紙芝居などの児童文化財について学びます。児童文化財の歴史や特徴だけでなく、保育の中でどのように子どもと楽しむかを学生の皆さんと一緒に考えていきます。幼児と言葉PICK UP1この授業では、子育て家庭に対する支援の意義・目的の理解を基盤に、家庭の現状とニーズに応じた多様な支援体制と施策および課題について理解を深め、子育て家庭に対する保育者としての専門的支援について学びます。子ども家庭支援論PICK UP2現在、児童虐待や貧困など、子どもを取り巻く問題が深刻化している中、子ども家庭福祉の専門職として、保育士がその専門性を発揮することを期待されています。児童福祉法では、「児童」を18歳未満と定義しています。保育所で働く保育士のイメージが強いので、小学校就学前の子どもが対象と思っていませんか?乳児院や障害児施設、母子生活支援施設、子育て支援の場など、保育士はもっと幅広い方々の支援をしています。本授業では、視聴覚教材や事例を通して、子どもと家庭の状況を具体的にイメージしながら、法律や支援制度について学びます。さらに、子どもの人権への理解を深め、子どもの育つ環境について考えます。子ども家庭福祉PICK UP3子どもの成育環境は、20世紀の高度経済成長の過程で激変し、現在は消費化と情報化・グローバル化が進む中でさらに大きく変化しています。その中で子どもの文化や子どもという存在に対する社会の理解の在り方もまた変わってきているのです。本科目は、子どもの生活環境と子ども文化の変化を軸に、家庭・園・学校・地域社会という広がりの中で子どもの生活と遊びなどの生活体験の豊かさについて考えます。また、子どもの生活に現れる諸問題に対応するためには、その基礎として、子どもの生活の実際を知る必要があります。そのために、子どもの生活を知ることの意味や方法についても考えます。こども生活基礎論PICK UP4演習科目ピックアップ前期講義科目「乳児保育Ⅰ」の学修内容を、学生自身が実践することで理解を深める演習です。3歳までの子どものこころとからだの発達、生活と遊びの在り方について考察し、必要な援助をはじめとする保育者の知識や技術について体験を通して幅広く学びます。教員は説明やサポートは行いますが、個人ワークやプレゼンテーション、グループワーク、ディスカッションなど、活動の主体はあくまで学生。一人ひとりが自ら考え、絵本の読み聞かせや、玩具の製作、園行事のシミュレーション企画に取り組みます。自分で実際に体験することで、具体的な保育のねらいや必要な配慮などに気づき、発達にふさわしい環境や教材についての知識も修得することができます。また、今日的な保育の課題についてもグループワーク等での議論を行い、そこで得られる新しい発見や驚きが質の高い乳児保育の実践にもつながります。乳児保育Ⅱ 塩谷 香 教授読み聞かせや玩具づくりを通して子どもの発達への理解を深める。PICK UP5後期導入・各年齢の発達に適した環境や援助への理解を深める・読み聞かせや玩具づくりを通して実践力を養成・実習に向けて基本的事項やポイントを再確認・議論を通じて今日的な課題への考察を深める本題KOKUGAKUIN UNIV. 097人間開発学部子ども支援学科

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