國學院大學 入学案内 2023
13/132

KOKUGAKUIN UNIV. 010かっこいい大学生になりたいと考えて、思い切って成長できる環境に身を投じました。  実際に学生FAとして、どんな活動があるのですか?「基礎演習」の授業が週1回あるので、私たちが毎回授業中にサポートに入ります。グループワークでより円滑な活動ができるように介入したりアドバイスしたりすることで学びを支えるイメージです。それに加えて「基礎演習」には発表会もあり、学生FAの中で発表会運営に携わるメンバーは週2、3回準備で集まることもあります。あと私は「ビジネスゲーム」と「リーダーシップ応用」という授業も担当させてもらっていました。この授業はペアの学生FAと2人でサポートするので、ペアの相手とどういう風に進行するか相談しながら考えて練習していましたね。  学生FAになるにあたって、事前講習や指導はあるのですか?「リーダーシップ」の授業が、事前講習代わりですね。さらに、2・3月に事前研修を受けてから新年度の「基礎演習」に臨みました。最初は見よう見まねでやったりするんですけど、授業のたびに振り返りをして先生やペアの相手からフィードバックをもらいます。例えば、初めは下ばかり見て話してしまうことで自信がなさそうに見えると指摘されたことがありました。ポイントだけ押さえておき、それさえ伝われば大丈夫だから自信を持って話すようにしなさい、と指導いただいたことは印象に残っています。先輩が何でもこなすタイプの方で、その姿に憧れていたのですが、途中から自分は同じようにはできないことがわかってきたんです。そこで私は授業で出てくる難しい単語を自分の言葉に言い換えて、授業内容に親しみやすさを感じてもらえるようなFAを目指して頑張りました。授業をつくることの難しさを体感したからこそ、自分が履修している正課授業も真剣に受けるようになりましたね。  学生FA以外に学生委員会にも所属して積極的に活動されていたそうですね。経済学部では高校生を対象にした学部独自の「E-Tour」という体験イベントがあります。在学生がアテンドしながら、学部・学科の紹介や模擬授業などを行うのですが、その運営を学生委員会が担っています。私はプロジェクトリーダーとしてイベント全体の管理をしたり、模擬授業を一から企画したりしました。2年生の時、当日スタッフとして「E-Tour」に参加した際、高校生とのグルー学生FAのスタッフ同士で入念に準備を行い授業のサポートに臨む。学び合う姿勢が互いの成長につながっている。プワークを担当したのですが、普段学生FAでファシリテーションを経験していたにもかかわらず、実力不足でうまく立ち回ることができませんでした。悔しくて、もっとスキルを磨き、どうせなら企画段階から関わって参加者により満足してもらえるものをつくってみたいと感じて学生委員会にも所属しました。  学生FAや学生委員会の活動を通して、ご自身が成長した部分はどんなところですか。何に対してもしっかり準備をするようになったと感じます。不測の事態も想定してより慎重に自分の頭で考えて備えるようになりました。特に学生FAでは、人前で話すことに不慣れだった自分が、100人を前にしても物怖じせずに話せるくらいの経験値がついたという実感がありますね。またチームで動くことも多かったので、準備の過程でメンバーと話し合う機会を設けて他人のフィードバックを反映する時間をつくるように心掛けています。どちらの活動も話し合いの場が多かったので、他人の意見にも耳を傾けるようになり、“多様性を認める”ことの大切さも学びました。人とのコミュニケーションの取り方や人との関わり方について得たものが多かったので、将来はそのスキルを活かせる営業職や企画職に就けたらと考えています。本質を問い直し、未来をひらく、國學院の人々[特 集]家村 晶経済学部経営学科3年[取材時]1年生の時に出会った先輩に憧れ学生FA※への参加を決意。学部イベントの運営に関わる学生委員会でも「E-Tour」のプロジェクトリーダーを務めるなど、精力的に活動している。※FA : ファシリテーター&アドバイザー

元のページ  ../index.html#13

このブックを見る