國學院大學 入学案内 2023
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KOKUGAKUIN UNIV. 012のいろいろな授業に入って児童のサポートをしました。図工の授業では児童が工具を使うのを見守ったり手伝ったり、国語や算数の授業でも、児童によって問題を解くスピードとか理解度が違うので、手が止まっていたら一緒に考えてあげたり。教えるときも、わかりやすく伝えるにはどうしたらよいか常に考えていました。当時、授業に集中できなくて、よく席を外してしまう子がいたんですけど、「この子のためにどうするのがいいのか」と私なりに考えて、ひたすらそばにいたり、お話ししてみたり、都度その子にとってベストな方法を探りました。すごく悩みましたが、一人ひとりの子どもに向き合い、相手に寄り添うことの大切さを学びました。  これまでの経験からご自身が成長を実感されているのはどういう部分ですか?子どもとの向き合い方や教育の在り方を学べたことはもちろん、その経験は他の対人関  今後はどんなことを目指していきたいですか?4年生では教員採用試験や就職活動もあるので、かなり忙しくなるとは思いますが、今活動しているボランティア活動はしっかり継続していきたいです。将来は子どもの自己肯定感を高める、子ども主体の教育ができる先生になりたいと思っているので、引き続き大学での学びや日々のボランティア活動の中でそのための方法を模索していこうと思います。係にもプラスに作用してます。例えば、共育フェスティバルの企画委員については、私は子どもと直接関わっているというよりは、運営のリーダーを担っているんですけど、メンバーと向き合って、対話を重ねながらよりよいイベントづくりを心掛けています。そこにも、それまでに培ってきた「相手に寄り添う」精神が活きているんじゃないかなって思います。おもちゃのコインを使いながら、お金の計算の補助アメリカでのボランティアTA研修で行った福笑い[特 集]本質を問い直し、未来をひらく、國學院の人々久保田 結菜人間開発学部初等教育学科3年[取材時]人間開発学部主催の「共育フェスティバル」学生企画委員(初等教育学科代表)。日々の学びやボランティア活動を通じて“子ども主体の教育”を追究している。

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