國學院大學 入学案内 2023
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KOKUGAKUIN UNIV. 0842022年にスタートした観光まちづくり学部は、「地域を見つめ、地域を動かす」をモットーに、「観光と交流」を軸に、地域から学び、地域を活かすまちづくりを目指す学部です。「地域を見つめる」というのは、それぞれの地域が持っていながら、地元の人が見過ごしている強みや魅力を外からの視点で掘り起こし、調査や検証をすること。「地域を動かす」というのは、その魅力を磨き上げ、地域内外の交流へつながる施策を提案し、地域の人と一緒に活力あるまちづくりをすることです。必修となる「観光まちづくり演習」では、少人数のグループで地域を訪れ、それぞれの視点で調査しながら、地域の魅力を見出し、課題を探ります。グループワークの利点は、一人ひとりの異なるバックグラウンドや興味、関心により、多角的な視点で物事を考え、各々意見を持ち寄り、それを検証し、さらに視点を広げて深い議論に進むところにあります。そうしてまとめた具体的な「観光と交流」に関する課題解決策を地域に提案し、持続可能な地域の実現につなげます。学部の教員陣には、観光政策や観光マーケティングはもちろん、都市計画や交通、コミュニケーションやデザイン、自然、文化財、データサイエンスなど多様な専門分野を持つ方々を迎えています。2022年4月に新たに12名の専任教員が着任し、専任教員は教授から助手まで合わせて32名となりました。学生それぞれが、地域に関心を持ち、興味のある分野を深く学び、文理の垣根を越えて課題にアプローチできる機会を用意します。日本の、そして世界の未知の魅力を探し出し、そこに住む人々と一緒に、「観光と交流」がもたらす活力ある新しい将来像を描き出せるスキルを磨いてください。持続可能で魅力あるまちづくりを、ともに目指しましょう。卒業認定・学位授与方針[ディプロマ・ポリシー]、教育課程の編成・実施方針[カリキュラム・ポリシー]については大学ホームページの観光まちづくり学部ページでご覧ください。一般選抜、学校推薦型選抜、総合型選抜のいずれも上記3観点から適性を確認します。一般選抜の共通テスト利用V方式では、外国語(英語)を必須科目として、国語、地理歴史・公民、数学、理科から5教科または3教科での選抜を行い、高等学校等での重点履修科目等による文理の区分を設けず、意欲的な学生を幅広く受け入れます。AP1 本学部で学ぶ分野に関する教科・科目について、高等学校卒業程度の学力を備える者入学者受け入れポリシー[アドミッションポリシー]既存分野の壁を越えて能動的に学ぶ向上心を保持し、積極的に地域に働きかけようという展望を持つ学生、特に観光やまちづくりに関心を有し、活力ある地域社会の実現に向けて多種多様な分野で活躍したいという意欲がある学生を全国から受け入れます。https://www.kokugakuin.ac.jp/education/fd/tourism多様な人々と協働して学ぶ態度AP3 自身の興味・関心にしたがい、主体的に活動に取り組む者、またその成果について第三者からの評価を得ている者知識・技能思考力・表現力・判断力AP2 地域社会やその持続可能性に対して問題意識を持ち、論理的に考え、自分の考えを表現するための基礎的な力を持つ者主体性を持って観光まちづくり学部長 西村 幸夫柔軟で多角的な視点を持つことで地域の魅力を掘り起こし、活力ある新しい将来像を描き出す。

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