101361.学びの丘に春たけて 庭の木陰に佇みて 行きて帰らぬ青春を 君と共に謳はずや3.見ようるはしき秋の夜は 北斗の清きかげ冴えて かりがね遠く去りゆけば 懐郷の念去りがたし5.悲風曠野に落ち果てて 寒月冴ゆる冬の夜は 梢は黒く語らねど 健児の心燃えたてり 序1.旅衣色はあすれど 永久に歩む世の道 さきゆきし跡を尋ねて 我も亦丘に登りぬ 想1.再びの秋は来つれど 現世の運命は暗し 寂しくも想ひは乱れ 今日も亦空しく暮れぬ 結1.波しぶき白くあがりて 潮騒の闇に溶けさり 悉皆は無染に還り 散り散りの花は浮びて2.夕月淡く昇る頃 折からうるむ笛の音に 抱く心もとけいでて 語らひ明かす今宵かな4.菊より落つる白露に 栄華極めしバビロンの 遠き昔を偲びつつ うら若き子は涙する6.地上にそそる松柏に 冬を過せし姿見て 希望ぞ胸に高鳴れば 我等は永遠に光あり2.嘆けども時の老いゆく とどむべき術もなかりし 慕へども友の去りゆく いつか想ひみん由もがな2.悲しくも眠らざりける 夜すがらの時の移ろひ 今はなき命のいくつ 清らかに今宵思ひぬ2.めざめつつ征路の遠く 舞ひめぐる滅びの彼方 夜もすがらともしびかかげ 永刧の丘に祈らん作詞・作曲者予科合作作詞・作曲者不詳 作詞・作曲者予科合作作詞・作曲者不詳 113第二逍遥歌第三逍遥歌
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