054781③調査・実験結果の利用・発表の仕方④秘密保持及び目的外使用をしないことの約束⑤調査・実験への協力を拒否しても、不利益を被ることはないことの保証なお、未就学児等、本人の理解や了解を得ることが難しい場合は、ご家族や施設の職員の方など、その代理人となりうる立場の方の了解を得ることが必要です。また、調査票による調査を行う際には、上記の各項目についてわかりやすく明記した文書を添付するのが原則です。2)調査・見学などの実施にあたって①学校・施設の見学や活動への参加について(教育実習等を含む)写真や録音をとる際は、必ず学校や施設の関係者の許可を得てください。また、許可が得られても、個人が特定されるような写真等は避けてください。学校や施設見学の際に、個人情報が含まれる記録・資料などを見せていただく場合、そこで知りえた個人情報については決して漏らしてはいけません。報告書等にその記録・資料の内容について何らかの言及をしたい場合は、何をどこまで記載してよいかについて、事前の了解を得ることが必要です。②聞き取り調査について何気ない質問や言葉が当事者の心理に影響を与えることがあるということを意識し、事前に質問の内容や聞き方等についても十分に検討してください。自分だけでは判断に迷う場合には、担当の教員に事前に相談してください。聞き取りの際にメモを取ったり、録音をしたりする際には、事前に了解を得ましょう。当事者や調査協力者の方の氏名や役職名、伺った内容やいただいた資料の内容をどこまで公開してよいか、必ず調査時に相談して確認や指示を受けるようにしてください。③調査票を用いた調査について質問文や選択肢が、協力者の感情を害さないように十分な注意を払ってください。3)調査データの集計や分析にあたって調査で収集したデータの集計や分析の過程において、データの転記ミスや集計ミスのないように十分な注意を払い、確認をしながら作業を進めることが大切です。4)発表・公開やデータ・資料の管理・廃棄にあたって発表・公開にあたっては、結論の正確さ、妥当性の検討に加えて、個人情報保護の観点からも、全面的なチェックが必要です。発表した報告・論文において個人情報を掲載する場合は、必ず事前に承諾を得なければなりません。また、個人情報の流出は、報告・論文の作成の途中で、調査・実験データの管理が不十分なために起こる可能性もあります。調査・実験の実施中に対象者リストや資料を紛失したり、データの整理分析中に情報漏えいが起こらないように十分に注意してください。なお、研究成果を学術雑誌等に発表した場合、そこで使用した研究データについては、文献等であれば10年間、生物試料等であれば5年間の保存をすることが必要です。また、定められた保存期間が過ぎた後の文献やデータの廃棄の際には、万が一の漏えいが起こらないように、必ずシュレッダーにかける、コンピュータのハードディスク等のファイルの削除を行うなど、細心の注意を払ってください。研究倫理に関する問い合わせ先:研究開発推進機構事務課KOKUGAKUIN UNIVERSITY
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