職名/学位専門分野主な講義・演習科目講義・演習テーマ 学部時代、教員を目指しながら文学を学ぶ中で、「なぜ教室で小説を読むのか」という疑問を抱きました。教壇に立つ前に国語科教育についても学びたいと思い、本学大学院に進学しました。 高等学校国語科における、小説を「読むこと」の授業について研究しており、現在は芥川龍之介の『羅生門』を具体的な教材としてとりあげています。『羅生門』は作中に「作者」が登場するという特徴があり、内容のみならず「どのように語られているか」にも目がいきやすい小説です。内容の読み取りも勿論大切ですが、語り・語り手を読むことによって、学習者の読みがより豊かになるのではないかと考え、語り手に着目しています。教授教授教授/博士(文学・國學院大學)教授教育方法学国語教育学日本語学 、日本語教育学日本語学 、日本語教育学國學院大學 文学部 日本文学科 卒業文学研究科 文学専攻 高度国語・日本語教育コース 在学 母国の大学で日本語を勉強し、日本語の面白さと奥深さを感じました。その中で、興味・関心を持った内容についてさらに探究したいと考え、本学大学院に進学しました。 修士論文では、日本語の動詞「さす」を分析しました。「さす」は「ポケットにペンをさす」「地図をさして道を聞く」「目薬をさす」「虫が人をさす」「傘をさす」など様々な用法がある多義語で、学習者にとって難しい語の一つです。最も基本的と思われる意味を想定し、そこから各種用法がどのように導かれるかという見方で、諸用法を結びつけました。博士論文では、ほかの基本的な多義動詞について、同様の方法で意味分析を行う計画です。 幅広い分野の知識に触れられることが、本学大学院の魅力の一つだと思います。また、本コースは「国語教育学」について研究するコースですが、「何を」「どのように」学ばせたいと考えるかは、学生によって様々です。例えば古典文学、メディア、話すこと・聞くことなど、各々多様な研究テーマを持っているため、発表や協議を通して多面的・多角的な視点から国語教育学について考えることができます。 修了後も、教室で他者と共に小説を読む意義・価値を(出来ることなら学習者と共に)考え続け、学習者にとって魅力的な言葉と出会えるような授業を目指して学び続けていきます。国語教育実践研究AⅡ・BⅡ・特殊研究AⅡ・BⅡ(演習)国語教育実践研究AⅠ・BⅠ・特殊研究AⅠ・BⅠ(演習)日本語教育研究AⅠ・BⅠ・特殊研究AⅠ・BⅠ(演習)日本語教育研究AⅡ・BⅡ・特殊研究AⅡ・BⅡ(演習)内モンゴル師範大学 外国語学部 日本語学科 卒業文学研究科 文学専攻 高度国語・日本語教育コース 在学国語教育の歴史・思想・実践の研究 授業の臨床的研究学習材研究(中学校・高等学校)・国語科教科構造・国語教育史日本語教育史・近代日本語・ビジネス文書学・ビジネス日本語文法・福祉言語学日本語の文法・敬語 日本語教育設計 学習環境が整っていることはもちろん、多様な専門分野の先生が授業を担当されていて、先生方が魅力的で教育内容が充実していることが、私が本学大学院を志望した理由です。また、自分自身が専攻する分野だけでなく自分の興味がある分野を幅広く学べること、将来は日本語の教員になりたいと思っているため、教員の養成に実績があることも、魅力的に感じました。 将来はこの留学経験を活かして、母国の大学で日本語教育を行いながら、研究を続けていきたいと考えております。 ※令和6年4月現在。Literature13高度国語・日本語教育コース 担当教員氏 名齋藤 智哉高山 実佐諸星美智直菊地 康人小説を「読むこと」の意義や価値を伝えられる教師に多義語の研究を通し、母国で日本語教育者の道へ長谷川 灯ホウ・アンナラ文学専攻高度国語・日本語教育コースAdvanced Japanese Language and Japanese EducationBaoAnnariHasegawaAkari
元のページ ../index.html#14