國學院大學 入学案内 2024
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公募制自己推薦(AO型)KOKUGAKUIN UNIV. 126【出願要件】法律学・政治学に強い関心を持ち、その勉学に積極的・自発的に取り組み、学ぶ意欲があること。【社会人受験資格および第1次選考の免除】上記の出願要件を満たし、かつ次の条件を満たす者は、第1次選考を免除する。社会人:令和6年4月1日現在において、満22歳以上で、かつ職についている者(パートおよびアルバイトならびに令和6年4月1日からの就職内定を含む)、または主婦もしくは主夫である者。ただし、令和6年4月1日現在において満24歳未満の者については、令和5年4月1日以前から職についていること(パートおよびアルバイトを含む)、または主婦もしくは主夫であること。 【選考方法】■第1次選考(書類選考)①エントリーシート「志願理由について」、「あなた自身のこと」、「社会への関心」という3つの項目につき、所定の様式に従って記入してください。■第2次選考①授業の受講とレポート作成(120分)②面接試験(約20分)②レポート:ALT(アカデミック・リテラシー・テスト)型レポート(1,200〜2,000字【選考のポイント】 出願要件6項目のいずれかについて強い関心を持ち、それへの学修・研究意欲に富み、かつ神道文化学部を選ぶ明確な理由のある人物を募集します。特に志向性と国語力を重視します。授業(60分)を受け、授業内容に関するレポート(800字程度、60分)を作成する。大学での学修・研究に対する目的意識、修学意欲などについての面接を行う。■第1次選考 レポートでは、課題図書の内容を理解できるまで何度もよく読み、どのような内容なのか、何に注目し、それについてどのような興味・関心を持ったのかを明記してください。興味・関心の内容は、出願要件に示された①〜⑥の中で、志願者自身が選んだ1項目と対応していることが望まれます。課題図書を無視、あるいは、一語ないし一文をとりあげる程度で、自分の興味・関心を好き勝手に論じるようでは、高評価は望めません。提出前には、誤字や脱字がないか、不正確な文章になっていないかを、よく見直してください。■第2次選考①授業の受講とレポート作成 みなさんが大学での授業についていけるかを判断するものです。授業 のポイントをよくおさえた、誤字や脱字のない正確な文章(800字程度) が作成できるよう、日頃から準備しておきましょう。②面接試験 出願時に提出したレポートに関する質問をしますので、レポートを複写 して手元にとっておき、はっきりとした口調で明確に答えられるよう練習 しておきましょう。また、課題図書以外で関心を持った、神道・宗教にか かわる図書があれば、何冊でも積極的に読んでおきましょう。 なお、毎年、コミック本・SF本等によりイメージ化された神主や巫女など に興味をもって受験する方がいますが、課題図書以外に専門的な図書 を1冊も読まず、漠然とした知識を持っただけでは適格者とは認められ ませんので、あらかじめ注意してください。程度)厚生労働省は、令和4年10月19日付で厚生科学審議会医薬品医療機器制度部会大麻規制検討小委員会による、「大麻規制のあり方に関する大麻規制検討小委員会 議論のとりまとめ」 [以下、「本とりまとめ」と表記]を公表しました。本とりまとめは、大麻取締法違反の検挙人員が近時増加傾向にあることについて、大麻には(自己)使用罪がないことが「安易な大麻の乱用が拡大する一因となっている」、と分析しています。その分析結果を根拠のひとつとして、本とりまとめ10ページには、今後の大麻規制の方向性について、「大麻の使用を禁止(いわゆる「使用罪」)するべき」、と述べています。そこで、以下の内容を含むレポートを、1,200字〜2,000字程度で作成してください。⑴本とりまとめ8ページでは、「大麻事犯の検挙人員」に関するデータを引用しながら「大麻事犯の増加及び大麻使用に係る課題」について述べられています。このデータは、大麻取締法によって犯罪とされているすべての行為について検挙された人の数を示しています。なお、大麻取締法違反の検挙人員に関するデータは「犯罪白書」にも掲載されています。A 現行の大麻取締法によって犯罪とされている行為として、どのようなものがありますか。B 本とりまとめが、まだ犯罪とされていない「大麻の(自己)使用」の問題状況を示すために、このデータを引用した理由として、どのようなものが考えられますか。 ⑵本とりまとめは、「大麻の使用を禁止(いわゆる「使用罪」)するべき」との意見の根拠についてどのように説明していますか。上記問題文に挙げられているもの以外の根拠について述べてください。⑶日本の議論とは逆に、大麻の自己使用を犯罪とはしない(非犯罪化)とする方法や、犯罪は成立するものの刑罰を科さない(非刑罰化)という方法を採用している国もあります。それらの施策の論拠のひとつとしてハームリダクションという考え方があります。この考え方およびこれに基づく具体的な施策の例について、上記⑵に関する内容との相違点を明らかにしながら述べてください。⑷⑴〜⑶をふまえつつ、本とりまとめの「大麻の(自己)使用」の現状に対する分析と、「大麻の使用を禁止(いわゆる「使用罪」)するべき」という意見に対するあなたの見解を述べてください。なお、「結論」のみならず、その結論の根拠およびその結論に至るまでの論理に対する検討内容についても示すこと。【参考文献】・厚生科学審議会医薬品医療機器制度部会大麻規制検討小委員会、「大麻規制のあり方に関する大麻規制検討小委員会 議論のとりまとめ」https://www.mhlw.go.jp/content/11121000/001002508.pdf・石塚伸一=加藤武士=長吉秀夫=正高佑志=松本俊彦編著『大麻使用は犯罪か? : 大麻政策とダイバーシティ』(現代人文社、2022)[ISBN:9784877987923]・丸山泰弘「<論説>大麻使用罪創設の何が問題か」、治療的司法ジャーナル5号(2022)https://www.seijo.ac.jp/research/rctj/publications/journal/index.html・令和4年版犯罪白書 https://hakusyo1.moj.go.jp/jp/69/nfm/mokuji.html※WebサイトのURL・名称等は変更となる場合があります。最新のものは入学 ■第2次選考①自己アピール(5〜10分)試験要項にて公開しますので、必ず確認してください。いかに自分が本学法学部で学ぶ意欲を有しているか、そして入学に値する人物であるかを口頭でアピールする。②面接試験(約20分)第1次選考の際に提出したレポートやエントリーシート、また自己アピールの内容等に関する質問に回答する。【選考のポイント】■第1次選考①エントリーシート志願理由や自己推薦理由を、限られたスペースに要領よくまとめる必要があります。自分は何のために大学で法律や政治を勉強したいのか、自分について評価してほしいところなどを、じっくりと考えて明確にし、読み手に的確に伝えられるように記述しましょう。②レポート:ALT(アカデミック・リテラシー・テスト)型レポートALT型レポートでは、(1)文献等を正確に読めるか、(2)収集した情報を一定の基準に従って整理・分類できるか、(3)整理・分類した情報をテーマに則して的確に分析できるか、(4)分析結果に基づいて論理的に結論を導き出し、明確に表現できるか、という4点が重要になってきます。とはいえ、最初から完璧主義を貫こうとすると挫折しやすいので、ある程度文献を収集した段階で、ひとまず書いてみることをお勧めします。その後、第三者の視点で欠陥を発見し、文献をもう一度読み直したり、書いた文章を修正したりするプロセスを繰り返し、完成度を高めていくとよいと思います。■第2次選考①自己アピール自己アピールは、エントリーシートで記述した自己推薦理由などを口頭で説明するものです。5分以上10分以内と時間が限られていますので、要領よく、しかし説得力のあるアピールをすることが肝要です。もっともアピールすべきことは、「あなた自身がいかに國學院大學法学部で学ぶ意欲を有しているか、そして入学に値する人物であるか」です。(たとえば、國學院大學の校風を延々と述べても評価が高くなるわけではありません。)それから、プレゼンテーションの方法を工夫することも大事です。コンピュータ、AV機器、フリップなどの使用は、うまくいけば、より効果的なアピールに繋がりますが、必ずそうしなければならないわけではありません。まずは自分のアピールしたい内容をしっかりと決め、それとのバランスを考えて方法を選択した方がよいでしょう。②面接試験面接試験では、自己アピールや、第1次選考で書いたレポート等についての質問を受けることになります。レポートの内容について疑問と思われる点、レポートに書かれていないけれど重要な点、関連する事項についての補足的な説明を求められます。それらに適切に答えるためには、提出した後も、テーマについて継続的に情報を収集し、自分のレポートを見直しておくことが大切です。そして、書いていたときには気づかなかった問題点を発見したり、提出後に新たな事態が生じて事情が違ってきている場合などには、速やかにその点を補足、訂正しておくことが重要です。 

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