文学部4年次3年次史学科● 史料管理・保存論Ⅰ・Ⅱ ● 文化財科学● 絵図古地図研究 ● 環境史・災害史● 日本文化史Ⅰ・Ⅱ ● 美術工芸史 ● 自然地理学● 史学展開演習Ⅰ・Ⅱ ※3年次より履修可KOKUGAKUIN UNIV. 034史学科各コースの基礎的な研究方法を学ぶための少人数講義です(1年次対象)。日本史コースや外国史コースでは各時代の歴史資料の読み方を実践的に学びます。考古学コースでは石器などに触れながら考古学の基礎的な方法論を学び、地域文化と景観コースの授業では地形図などから土地に刻まれた歴史の痕跡を読み取る方法を学びます。國學院大學のある渋谷は、今、100年に1度ともいわれる再開発が進み、めまぐるしい変化のさなかにあります。東京、そして今や日本を代表するまちの一つといっても過言ではない渋谷は、どのように形成され、今に至るのでしょうか。この授業では史学科教員のリレー式講義を通じて、現代渋谷の歴史的基層を明らかにします。史学展開演習本講義では、江戸時代を研究するにあたり基本となる、古文書の調査方法を実践的に学びます。國學院大學の図書館には武家から庶民に至るまでさまざまな社会集団の古文書が所蔵されています。これらの古文書を1点ずつ整理しながら、古文書の取り扱い方や読み方を学び、近世史研究に必要な基礎力を養います。大河ドラマがきっかけで歴史に興味を持ち、歴史に関わる仕事に就くのが将来の夢になりました。國學院大學を選んだのは、史料や書籍が充実していて歴史を学ぶには最適な環境だと考えたからです。所属する柴田紳一教授の演習(ゼミ)では日本ミュージカルの歴史をテーマに選び、卒業研究に取り組みました。教授から「どんなことにも歴史がある」と教わり、大好きなミュージカルを選んだのですが、調べてみると日本の文化や技術が数多く取り入れられており、新たな発見がありました。学ぶ楽しさとは、自分の力で探究して「知らない」を「知る」に変えることだと思います。私が社会科の教員を目指したのは、歴史に関わる仕事がしたかったことに加えて、子どもたちが「知らない」を「知る」に変える楽しさを見つけられるように導きたいと考えたからでもあります。学ぶ楽しさを伝え、未来を担う子どもたちがより良い生活を送るための手助けをしていきたいと思います。演習科目PICK UP研究したい分野で選ぶ4つのコース日本史学コース日本史を古代・中世・近世・近現代の4つに分け、古文書や古記録などを検討しながら史実やその意義を研究します。外国史学コース語学の習得を基礎に、朝鮮半島から北アフリカまでの東洋と、ヨーロッパからアメリカまでの西洋の歴史を明らかにします。考古学コース考古学の方法論や発掘調査法を学び、遺跡や出土遺物から過去の人類文化と歴史を読み解くための視座を身に付けます。地域文化と景観コース絵図や古地図、地名や景観、地域の信仰や芸能など、風土と歴史の中で培われた地域固有の文化を多方面から究明します。史学応用演習卒論テーマ例● 岡谷地域における味■醸造業の形成● アイヌ民族と場所請負制の展開● 王室問題からみた朝鮮仁祖期の権力構造● 17世紀オランダのチューリップ熱● 縄文時代における磨製石■の研究● 日本古代における動物遺存体の考古学的研究● 江戸における火除地空間の利用と変遷● 玉川の水運と江戸地■り経済 他演習科目PICK UP〈 岩橋 清美 教授 〉史学導入演習Ⅱ渋谷の歴史自力で探究することで得られる歴史を学ぶ楽しさを伝えたい雨松 佑月文学部 史学科 4年[取材時]/私立國學院高等学校 卒業埼玉県公立中学校教諭(社会) 内定在学生インタビュー史料管理・保存論Ⅰ・Ⅱ
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