4年次3年次神道文化コース神道文化学部神道文化学科KOKUGAKUIN UNIV. 042演習論文テーマ例● 神道史学演習Ⅰ・Ⅱ・中世における伊勢参宮の変容・北野天神根本縁起絵巻と 松崎天神縁起絵巻の比較 他● 宗教学演習Ⅰ・Ⅱ・宗教的観念から考える移植医療の是非・アニメと聖地巡礼についての研究・映画と宗教 他● 神道学演習Ⅰ・Ⅱ・祭礼における神輿・曳き物について・過疎化と神職後継者問題について・キャッシュレス社会と神社について 他古典講読ⅡA・ⅡBでは、『日本書紀』をテキストに講義します。主に神代巻と呼ばれる神話の箇所を扱います。『日本書紀』の神話はただの物語ではなく、律令国家祭祀の根拠となるものでした。そのため、神代巻の理解は、神観念や祭祀観の理解につながります。「日本書紀を学ぶことが祭祀を知ることにつながる」授業です。日本における意識調査では、「自分は無宗教だ」と答える人の割合が高い傾向にあります。しかし、毎年多くの人が社寺に初詣を行い、盆には墓参りをしているように、宗教は決して私たちの社会生活と無関係な存在ではありません。この授業では、地域社会から国際社会に至るまで、さまざまな社会と宗教との関わりから、現代社会の宗教現象を読み解いていきます。主な科目● 祭祀学Ⅰ・Ⅱ● 神道神学Ⅰ・Ⅱ● 神社祭祀演習Ⅱ● 神社管理研究Ⅰ・Ⅱ● 神道教化概論Ⅰ・Ⅱ● 宗教行政研究Ⅰ・Ⅱ● 東アジア文化研究Ⅰ・Ⅱ● 宗教音楽研究Ⅰ・Ⅱ神道に関する諸分野を学び、神職になるための教養も身に付けるコースです。国内外の宗教文化についても学ぶことで、幅広い知識を身に付け、現代の神道に関わる諸課題に対応できる人材育成を目指します。国内外の宗教文化を主として学び、研究するコースです。宗教文化の比較研究を通して、神道を中心とした日本文化の特色を捉え、日本の宗教文化を世界に発信できる人材の育成を目指します。神職の社会的実践について宗教文化について広く学びたい人向け宗教全般の知識を深め、比較文化学などを学んで視野を広げ、異文化との相互理解を図ります。学びたい人向け祭式を修得し、書道や雅楽など神職としての実践技能を身に付けます。どのように古代の祭祀(神祭り)が行われたのか。その実態を神と死者(祖先)への信仰と日本列島の自然環境とを関連させながら、遺跡や出土遺物といった考古学の資料に文献や民俗資料なども加え、多面的に考えます。これは、単に歴史の問題だけでなく、大規模な風水害が発生したり、新たな感染症が蔓延したりしている現在を、歴史的に考えるうえで大きな意味があるということを学びます。日本の歴史や文化に興味があり、神道文化学科に進学しました。伝統的行事である観月祭や成人加冠式を行っていたり、歴史的資料が多く収蔵されていたりと、伝統文化を研究する環境としてとても魅力的でした。『延喜式祝詞』を講読する「古典講読ⅢA・ⅢB」では、天皇と国家の関係性を軸に、神社が地域の人々だけでなく国家全体の平穏を祈る場であることを印象深く学び、自分もそのような場に携わりたいと思うようになりました。他にも大学の博物館で宮家の収蔵品を実際に観て、宮中に関わる研究に興味を持つなど、國學院大學だからこその学問の面白さに気付けた場面がたくさんありました。卒業後の奉職先である伊勢の神宮は2000年以上前から歴代の天皇の思し召しによって祭祀が行われている由緒ある神社です。今後は神職として祭祀に勤しみながら、神宮についてより知ってもらえるよう発信できたらと考えています。そして、受け継がれてきた文化を次世代に継承できるように、学びを実践していきます。授業PICK UP世界の文化について深く学びたい人向け日本の固有信仰や民俗・慣習などを学び、伝統文化を現代に応用します。演習科目PICK UP〈 笹生 衛 教授 〉私立開智未来高等学校 卒業宗教文化コース※どちらのコースに進んでもすべての授業科目群を履修できる古典講読ⅡA・ⅡB宗教社会学Ⅰ・Ⅱ履修モデルC祭式・神社実務など履修モデルD履修モデルE日本の伝統伝統文化を学ぶには最適な環境で学問の面白さに気付けた折原 祥平神道文化学部 神道文化学科 4年[取材時]/神宮司廳 内定在学生インタビュー神道史学演習Ⅰ・Ⅱ
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