❺グローバル経済コース❹日本経済コース今ほど「日本を学び世界を知る」姿勢が問われている時代はありません。このコースでは、グローバル化の進展する日本経済が抱える問題を財政・金融・労働などの分野から整理し、多角的に分析します。それによって、日本経済の未来に向けた課題の解明と解決を目指します。❸地域経済コース地域のグローバル化は同時にローカル化も進展させます。グローバルシティの台頭は、国民経済を超えて地域と地域が直接結びつくという現代的な地域の姿を端的に示しています。このコースでは、各地域の経済や地域間の結び付きの構造や実態を分析し、地域の魅力とはなんであるかを追究します。それによって、今後の地域経済のあるべき姿を発信、実践することを目指します。経済学部4年次3年次経済学科KOKUGAKUIN UNIV. 058マクロ経済学とミクロ経済学は、経済学の最も基本的な科目であり、経済現象を分析するうえで欠かせないツールとなっています。マクロ経済Ⅱでは、長期的経済成長メカニズムの解剖を主軸に据えつつ、人口、社会保障、非伝統的金融政策、東日本大震災、COVID-19パンデミックなどとマクロ経済の関係性といった応用マクロ経済分析にも挑戦します。西洋経済史Ⅱは、産業革命から現代までのヨーロッパ、アメリカ経済について扱います。工業化、ナショナリズム、世界大戦、戦後の冷戦とヨーロッパ統合を主に取り上げます。単なる歴史の叙述だけではなく、近年の世界情勢、人の動きの変化等、現代の問題の原因・背景を歴史的に理解し説明できることを目的としています。主な科目● 産業組織論● 日本経済史Ⅱ● 西洋経済史Ⅱ● 社会政策論● 開発経済国際経済の中では、さまざまな国や地域の経済が複雑に絡み合い、相互に影響を及ぼし合っています。このコースでは、国際経済に関する専門的な知識を学修し、グローバル化のもたらすメリット・デメリットを分析します。それによって、世界経済の中で日本が、さらに私たちの暮らす地域が果たすべき貢献とは何かを明確にすることを目指します。卒論(卒業リポート)テーマ例● 日本の奨学金遅滞問題を解決するためには● ジェンダーギャップとこれからの日本経済● 日本における移民政策と課題● 5Gを用いたスマート農業を実現するために● 新興ドナーの政府開発援助 他地域の経済・社会問題を具体的に把握し、問題解決を目指して地方公共団体(地方自治体)が提供している公共サービスや税・社会保険料の負担の在り方を「真面目に楽しく」学びます。ゼミ生はグループワークを軸に協力して学び、学術大会での成果発表や論文の執筆を通して、科学的思考力やプレゼンスキルの獲得を目指します。経済や金融について知っていると将来に役立つのではと考え、経済学科へ進学しました。公務員志望だったので、試験に必要となる数学的な知識や英語の読解力を身に付けながら、ミクロ経済を学ぶことができるゼミに所属しました。特にミクロ経済の理論を実例に当てはめて議論し、意見をまとめていく過程が面白かったです。高校と違い、大学では答えのないものについて考える講義が多く、社会課題に対して自分の意見を持つための思考力が培われました。1年次に宅地建物取引士の勉強を始めたことをきっかけに、生活インフラの整備や都市計画の方法などに興味を持ったため、就職先に国土交通省を選びました。私たちの生活に密接に関わる官庁であるため、自身の仕事を通して社会が変わっていくのを体感できる点が魅力だと感じており、どの部局に配属されても業務に全力で取り組み、都市計画の策定などの国力を左右する重要な政策に貢献したいです。ゼミに入り卒業論文作成、または卒業リポート提出授業PICK UP演習科目PICK UP〈 櫻井 潤 教授 〉マクロ経済Ⅱ西洋経済史Ⅱ都市計画策定の仕事を通じて暮らしの向上、社会の発展に貢献したい牧浦 龍臣経済学部 経済学科 4年[取材時]/神奈川県立相模原高等学校 卒業国土交通省 内定演習 ―地域問題と地方財政―在学生インタビュー
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