員の勉強をしていたこともあるんですが、それよりも自分のやりたいことがあったからそっちに進んだっていう感じですね。Q5 最後になりますが、皆さんの学科の良いところをアピールしてください。また國學院大學の良いところも教えてください。高橋 高校生がイメージする大学って、ワイワイして賑やかなところっていうのがあると思うんですが、それを逆にネガティブに感じてしまう人もいると思います。「もうちょっとちゃんと勉強したいな」といったこととかですが、國學院大學はそういう人の望みにかなうような、ちゃんと真面目で誠実な学校生活が送れるような大学だと思います。哲学って高校まではあまり触れることがないし、授業もあまりないので、もし哲学に興味を持ったとしても、まわりに話す相手がいないと思うんですね。そもそも哲学好きな人があまりいないから。でも哲学科に入ると、他の人があまり興味を持たないようなことを、いろんな人がいろんな分野で興味を持っていて、それについて話をすることができるので、それが哲学科の良いところかなって思います。哲学の中でも存在論とか認識論とか、倫理学とかの分野があって、それらが繋がっていくときにそういった知識が役に立つし、他の分野の人とコミュニケーションを取れるっていうのは自分の興味や自分の分野を成長させ、他への興味も持てるようになるので、とても良いことなんじゃないかなと思います。野澤 國學院大學の良いところとして私が感じたものは、高校生の方に直接響くかわかりませんが、とても大事なことだと思うのでお伝えするんですが、就職の支援がすごく整っているということです。私の場合、エアライン業界とホテル業界を目指していたんですが、例えばエアライン業界の支援の講座とかがあったり、キャリアサポート課の人がものすごく親身になって話を聞いてくださったり、私も今やっているんですが、内定者アドバイザーの方と話ができたりするということです。ですから、4年間で学んだことを最大限生かすためのサポートとか、助けをしてくれるのはすごく魅力的だなと感じています。外国語文化学科の良いところは、面白い先生方がいるということです。日本人の先生だけじゃなくて、外国籍の先生もいらっしゃる中で、言語オタクの先生とかも多いんですね。授業のときに自分が好きなことをすごく熱心に講義してくれるんですが、でも研究室に遊びに行ってプライベートとかの話をすると、言語オタクだと思っていた先生も、私と同じ意見で「ちゃんと生きている人間なんだ」なって。一同 (笑)野澤 あと外国籍の先生の場合、クリスマスのときやハロウィンの時にお菓子を食べなさいって持ってきたり、そういうイベントごとに、ちょっとした盛り上がりみたいなのがネイティブの先生の授業であったりするので、そういうところも魅力のひとつかなと感じています。牧口 大学の魅力も学科の魅力も、本当にいっぱいありすぎて困っているんですが、私自身の中でこれが一番だなって感じている大学の魅力としては、「いろんなことを経験できる」ということです。例えば授業でも、「國學院の学び」というのがあります。この大学ならではの日本の伝統についての講義で、実践的なものも多く、伝統的なものに触れられる機会があります。授業の他にもいろんなイベントがあって、例えばあるイベントでは、中国文学科の出し物として、中国の伝統的な占いのお手伝いをしました。今私は、オープンキャンパスの企画運営の学生アドバイザーという団体に所属しているんですが、そういういろんなことを経験できるっていうのが大きな魅力だと思っています。学科の魅力としては、自分自身が一番成長できる環境があることだと思っています。もちろん学問的な成長もあるんですけれど、周囲の学生には「中国文学の中で、この人物が好きなんです」っていう人や「こういう書物に興味があって入ってきたんです」っていう人もいますし、教えてくださる先生方も、ときに厳しくときに優しく見守ってくださるので、とても良かったなと思います。中国文学科は、他の学科より人数が少ないこと40さまざまな選択肢の中から、自分のなりたい将来像を決めることができる環境が整っています。充実した大学生活を過ごしてください。文学部で学んだ日本文化を、外国語文化学科で身につけた語学スキルを使って、世界に発信したくなるーそんな学部・学科です。國學院大學での生活は、研究にも、友にも、街にもさまざまな刺激であふれていますので、きっとあなたの成長につながるはずです。5学科座談会
元のページ ../index.html#42