(令和7年度現在)※図書館司書課程については、選抜試験(例年11月頃実施)を行います。 (学校図書館司書教諭課程は面接選考)※学校図書館司書教諭課程は、教職課程も併せて受講する必要があります。※ 神職(正階)資格取得後、明階の授与を受けるには、卒業後実務試験が必要です。 本学で取得可能な資格には以下のものがあります。●博物館学芸員課程●図書館司書課程●学校図書館司書教諭課程●神職課程 教職課程や資格課程を履修する場合、2年次にセメスター留学に参加しても、4年間で卒業要件を満たして卒業時に課程を修了することが可能です。ことは文学を学ぶ大きな魅力です。しかしそのような大きなことを目標としても、それを達成するには長い時間、時には一生かかりますから、大学の4年間で何をすればよいかわからなくなってしまいます。したがってまず自分の学びたいことを定め、それを卒業論文などを通じて深めてください。専門性が得られるだけでなく、4年かけて卒業論文を書き上げ、学問を修めたことでついた自信は教師にならない方でも自分を支えてくれるでしょう。 最後に、もし皆さんが中国文学科を卒業し教壇に立つことになったら、ぜひ各々の「好き」を伝えてください。今風に言えば推しの布教でしょうか。生徒にその熱意が伝わり、授業や中国文学に興味を持ってくれるかもしれません。もしその中からあなたの様に中国古典を学びたいと思う生徒が出てきたらうれしい限りです。受験勉強の枠組みを超えて「好き」を学ぶ場が大学であり、勉強の本質だと思います。是非皆さんは4年間で「好き」を追究し、その熱を生徒に伝播させてください。 中国文学科の学生は、卒業要件のほかに所定の科目履修や実習等を経ることで、教員免許(学校種・教科は下表のとおり)を取得可能です。 なお、「異なる学校種」は、所定の条件を満たすことにより取得可能です。●中国文学科の学生が取得可能な教員免許◦中学校教諭(国語)一種◦高等学校教諭(国語)一種◦高等学校教諭(書道)一種◦小学校教諭一種◦特別支援学校教諭一種免許教科異なる学校種 皆さんは中学生や高校生の時、どのような授業が楽しかったですか。或いは、大学に入ってどのような授業を受けたいですか。その授業の条件の1つに、「教師がその授業内容を好きであること」があると思います。義務だからと仕方なく教えている授業は身が入らず淡白なものになります。もちろん教師としてそうした授業も担当しなければなりませんが、どうしても差は生まれてしまいます。ですから中国文学科を受験される皆さんには、ぜひ四年間の間で自分の「好き」を見つけ、追究して、卒業論文という形で発表してください。 卒業論文を書き終えるころ、皆さんの中国文学の引き出しは、「好き」を幹として様々な枝葉を伸ばしていると思います。一つのことを研究しようとすれば、横断的な知識が求められる場面が出てきます。文学・思想・歴史を分断することは難しいです。とはいえ網羅的に学ぶのもまた難しい。ですから皆さんは「好き」を幹として、そこから学びを広げてほしいのです。 文学から生き様を学んだり、それを自分にも反映させる教職を目指す、みなさんへ寺尾 創佑(令和5年度卒)14中国文学科で取得できる教職課程資格課程資格・免許
元のページ ../index.html#14