國學院大學文学部 外国語文化学科 ガイドブック
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8ハノイ大学の日本語クラブに行き、日本に興味がある学生達と交流することもありました。土日は、ハノイ中心街へ観光に行ったり、カフェで友人とおしゃべりをしたりしました。私はハノイ大学の学生寮に住んでいましたが、友人とお互いの部屋を行き来し、楽しく過ごしました。 私が参加したのは留学生向けのベトナム語クラスで、クラスメイトは8割が中国人で残り2割は日本人・韓国人・モンゴル人などでした。年齢は19歳から62歳まで、幅広い年齢層の学生が在籍していました。授業中は発言することが多く、毎日の授業が賑やかで、クラスメイト同士の仲も良く、お昼ご飯を一緒に食べることがよくありました。一番印象に残っているのは、先生を招いて学年末にクラス全員が参加したバーベキューです。皆で楽しくお酒を呑み、カラオケをし、素晴らしい時間を過ごしたことは忘れられません。 留学とは、今までの常識や文化が異なる外国で生活し、未知の体験をすることです。その体験は、良いことも悪いこともあります。私も留学中に様々なトラブルがありました。例えば、ATMから自分のカードが出てこなかったり、就寝時に寮の火災報知器が誤報で鳴り出したり、預けていた洗濯物がなくなったりしましたし、断水や停電、大雨による浸水もありました。当初トラブルに遭遇した時は困惑しましたが、留学後半になると何が起こっても冷静に対処できるようになりました。ベトナムで留学を経験したことで、私は考え方がより自由になり視野も広がりました。留学は自身の努力次第で、自分で決めたことを成し遂げる力や、どんなことにも挑戦できる力を得ることができます。皆さんも、留学に挑戦してみてください。今までよりもさらに世界が広がります。 私は3年生の9月から10ヶ月間、協定留学生としてベトナムのハノイ大学へ留学していました。ベトナムでの留学生活はとても充実したもので、私の価値観を大きく変えました。 私は中国語を第二外国語として選択していたため、当初は中国に留学するつもりでしたが、コロナ禍のため叶わず、次に候補に上がったのがベトナムでした。ベトナムは食事が美味しく人々も親切だと聞いていたため、暮らしやすいだろうという印象がありました。またベトナム語には中国語と同じように声調があるため、中国語を学んだ私には学習しやすいだろうと考え、ベトナムへの留学を決めました。 ベトナム留学が決まって以降、私はベトナム語を勉強し始めました。しかし、ベトナムに到着してみると、私のベトナム語はさっぱり通じませんでした。それは、ベトナム語の声調は難しく、私にはできていなかったからでした。中国語の声調は4つですが、ベトナム語は6つです。ただでさえ正しい声調で発音することも難しいのに、より複雑なベトナム語を発音することは困難でした。そのため、私は現地で基礎から勉強し直し、ベトナム語を聞いて話す練習を繰り返しました。そうすることで、私のベトナム語は徐々に上達していきました。 普段の日常生活はとても楽しいものでした。平日は7:20から11:00までベトナム語の授業を受け、その後に友人と昼ごはんを食べ、午後は自由に過ごしました。ハノイ大学の周りには学生向けの手頃な飲食店が多くあり、1食200円ほどでフォーやブンチャー、バインミーなどでお腹を満たすことができました。午後は友人と遊んだり、図書館で勉強したり、スーパーで買い物をしたり、H.U.麺料理ブンズィウクアチャンクオック寺上:ホアンキエム湖下:友人宅での夕食チャンアンでの川下りハノイ大教会外国語文化学科から世界へ!― 先輩たちの海外留学体験記 ―ベトナム・ハノイベトナム・ハノイベトナム・ハノイベトナム・ハノイベトナム・ハノイベトナム・ハノイベトナム・ハノイ

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