國學院大學文学部 ガイドブック 史学科
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25地域文化と景観コース132期卒/大学院文学研究科史学専攻博士前期課程在学中 大学では地域文化と景観コースの川名禎先生のゼミに所属しました。少人数を生かしたゼミでは、自分の成長に応じた指導を受けることができました。また、週末や長期休暇を利用しての城下町巡検や離島のフィールドワークでは、調査の視点や方法、調査の楽しさと重要さを学ぶことができました。 史学科には大学院への進学や教職・学芸員を目すための Profeesional Career Program が用意されており、研究やアルバイトを行う中でも、中学校・高校の教員免許と学芸員資格の免許を取得することができました。 卒業後は大学院に進学し、引き続き研究を行いたいと考えています。國學院では、学部において大学院の授業を体験し、進学を考えることができる環境が整っており、進学を決めるきっかけになりました。教職などの資格の取得や進学を考えている方は、決して不自由のない環境ですので、思いっきり勉学に励んでください。日本史学コース126期卒/日本液炭株式会社 私が史学科を志望したのは、日本近現代史に興味があり、専門的に学びたいと考えたからです。入学後は、歴史研究サークルに所属し文化祭で研究発表を行っていました。日本時代史や日本史特殊講義などの、日本史の授業や学芸員資格の授業を履修していました。3年次からは、日本近現代史のゼミに所属し、卒業論文は嘉仁皇太子(後の大正天皇)をテーマに作成しました。 私は現在、炭酸ガスの国内トップシェアメーカーの工場の総務をしています。工場の出荷作業や、従業員の保険等の申請、経理など業務は多岐に渡っています。卒業論文作成で得た正しい情報を選択するということは、日々の業務に生かされていると実感しています。 最後に、國學院大學の史学科を受験しようと考えている方にアドバイスを送るとすれば、英語の勉強を頑張って下さい。史学科を受験される方は、歴史・国語ではあまり差がつかないので、英語で差をつけられるように頑張って下さい。日本史学コース127期卒/東日本旅客鉄道株式会社 もともと高校1年次から史学科を志望していました。その後2年次の進路相談の際、他大学史学科卒の担任教師から本学を強く勧められたため、本学の史学科を志望しました。 そして、矢部健太郎教授のゼミに入り、卒業論文は「後北条氏の対外関係―越相同盟を中心に―」という題目で書きました。 就職は、東日本旅客鉄道株式会社のプロフェッショナル採用で内定をいただきました。プロフェッショナル採用は現場第一線での業務を主としており、まず駅員として勤務し、のちに車掌や運転士など様々な方面へ進んでいきます。 自分が今何を一番学びたいのか、将来何をしたいのかを今一度考えてみてください。両親に話しづらければ友人・兄弟・教師に相談するのもいいと思います。大多数の方が両親に学費を払ってもらうことになると思いますが、その学費をどう使っていくかは自分次第です。後悔のない学生生活を過ごせるよう応援しています。日本史学コース131期卒/大学院文学研究科史学専攻博士前期課程133期/東京都内博物館学芸員 私は高校生の頃、博物館学芸員という職に興味を持ち、大学進学を決めました。その中で國學院大學を選んだのは、博物館学芸員課程のカリキュラムが充実していると感じたからです。 史学科に入学してからは、とにかく視野や知見を広げることに努めました。そのため、元々近世史の専攻ですが、時代の異なる中世史・近現代史を扱う授業や、地域景観コースの授業も履修しました。特に私は、研究手法の差異に着目して授業に励みました。また、出来るだけサークルや勉強会にも積極的に参加し、専攻外の優秀な先輩・仲間たちと互いを高めました。彼らから学ぶことも沢山ありました。 結果的に私は、学芸員としての就職を勝ち取ることが出来ました。この成功は史学科・大学院での学び無くしては叶わなかったと思います。 これから学生になる皆さんは、ぜひ専門に囚われず、多くの学びを経験してください。歴史以外を学んでも無駄なことはありません。全てが自分の知識の糧になります。出会い・学びを大切にして下さい。黒須 啓さん石田 太朗さん竹内 華奈さん草山 菜摘さん

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