國學院大學文学部 ガイドブック 史学科
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27日本史学コース132期卒/株式会社マツモトキヨシ総合職 高校3年次、当時の担任の先生に史学だったら國學院とおすすめされ受験しました。入学時からコロナ禍のため式典などは無く授業は全てオンラインと異質なスタートだったと感じています。段々と対面が増え3年からのゼミは日本古代史を選択しました。入学前は中世史をと思っていましたが、授業を受けるうちに自分がやりたいのは古代史だと気づきました。 卒業論文は古代の喪葬儀礼史に関してです。卒業後は民間企業に進むため今後歴史を最大限に学ぶ機会はないと思い、その集大成として卒論には意欲的に取り組むことができました。 史学は専門職でないと役に立たないと評価されがちですが、史料を集成・比較・検討し、それに説得力を持たせることは学んでいないと難しいです。この力は就活や社会人でも活用できるため史学科にコンプレックスを抱かず、自分なりの疑問を見つけ充実した4年間を過ごせるよう頑張ってください。考古学コース131期卒/大学院文学研究科史学専攻博士前期課程133期/鳥取県(文化財主事) 歴史が好きだから、という漠然とした理由で國學院大學の史学科に入学しました。学部1・2年次に史学科で開講されている様々な分野の授業を受けるうちに、考古学をやってみたいと思うようになりました。 考古学をやるには発掘調査の技術を学ぶ必要があると思い、大学で実施している発掘調査に学部3年次から大学院進学後も合わせて4年間参加しました。発掘調査に必要な技術を学べるのはもちろんのこと、周囲との協力なしには調査が成り立たないので、協調性なども身についたと感じています。こうした環境で学ぶうちに、これからの人生においても考古学や文化財に携わり続けたいと思うようになり、文化財専門職の道を選びました。 高校生の頃は、自らが考古学を専攻して仕事としても文化財に携わることになるとは夢にも思っていませんでしたが、國學院の史学科という学びに打ち込める環境に身を置けたからこそ、一生をかけてやりたいことを見つけられたのかもしれません。考古学コース126期卒/株式会社パスコ 私は在学時、先史考古学を専攻していました。入学当初はただ遺跡の発掘というものをやってみたいというだけだったのですが、その学問の面白さに触れ、次第にのめりこんでいきました。同時につらいことも多々ありましたが、自分を成長させることができたとても有意義な時間を過ごすことができたと思います。 そんな大学生活を経て、私は現在、主に埋蔵文化財に関する仕事をしています。地面の下から出土する遺物は、遥か昔に生きていた人々の痕跡です。それを記録・保存し、後世に残すことが私の仕事です。遺物は当時の人々の真実を語ってくれますが、それを正しく理解するのは困難を極めます。しかし、同時にとても面白いと私は思います。國學院大學では発掘調査も毎年行っているので少しでも興味があればぜひ参加してみてください。 まず、私が本学の史学科を志望したきかっけとして、一つはシンプルに歴史が好きだったからです。そして、もう一つは、本学の史学科は、歴史を学ぶ上での環境が整っていると思ったからです。本学の史学科は、時代や分野ごとに専門的な知識を持った教授がいるため、1、2年の時には幅広い時代について学び、3、4年の時には、自分が興味を持った分野について深く学ぶことが出来できます。 そして、その中で私は地域文化と景観コースを専攻し、浮世絵についての卒業論文を作成しました。大学生活の中でも一番苦労しましたが、その分、やりがいと達成感を味わうことが出来ました。 現在は、商社の人事課に勤務しています。史学とは直接関係のある仕事ではないですが、大学生時代に学んだ探求心や好奇心を活かして日々精進しています。外国史学コース126期卒/大手百貨店勤務 私は高校時代一番好きな科目が世界史でした。そのため、史学科なら大学の四年間も充実して過ごせると考え、志望しました。 大学では中国の歴史に興味があったので、東アジア近現代史を専攻しました。 史学科の授業では自分から発言することや、議論する機会が数多くあるので自分の視野を広げることができます。もちろん、歴史以外にも様々な分野の講義が開講されているので好きなように多くの知識を得ることができます。 3年生になるとゼミにはいり、卒業論文に取り組みます。大変だった思い出もありますが、それ以上に楽しかった思い出や達成感があります。 國學院大学には歴史を学びたい学生をしっかり支えてくれる環境が整っていますので、素敵な大学生活がおくれます!照井 朝香さん谷 和奏さん飯野 拓哉さん齋藤 友起子さん地域文化と景観コース126期卒/株式会社巴商会総務部辻本 晴香さん卒業生からのメッセージ

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