理念と特色入学案内カリキュラムと履修ⅠⅡⅢⅣ9 奉職・就職神道と日本を知る。そして、己を知る。あなたの周りにある、まだ見ぬ世界を見つけよう 平成14年に本学の日本文化研究所助手を拝命し、21年度まで日本文化研究所・研究開発推進センターに所属し、22年度からは学部教員。近世の国学を中心とした神道・国学史を研究テーマにしています。神道を学ぶためには、古典をはじめとした幅広い知識が必要になります。特に1、2年生の間には、様々なことに関心を持ち、しっかりとした基礎教養を身につけてください。そのためのサポートをしっかりとしたいと思っています。その上で、3、4年生の時に、オンリーワンの得意分野を作ってください。世の中がどう変動しようとも、流されず、しっかりとした自分の根拠を持てるよう、勉強は勿論のこと、部活やサークル活動、神社奉仕等の社会活動にも励んでほしいと思います。 私は近現代の社会のあり方と宗教現象との関わり、特にメディアと宗教との関係に関心を抱いています。これまで新聞、大衆雑誌、マンガ、小説、映画、ライトノベルなどを対象に、宗教的なものがいかに描かれてきたのか、そして、メディアの中のイメージが、現実社会にいかなる影響を与えるのかについて考えてきました。 こんなに身近な対象が、宗教を知るうえで役立つの?と疑問に思った方もいるかもしれません。しかし、日頃意識しない、何気無い日常生活の一部だからこそ、そこには生き生きとした文化の姿が見てとれるのではないでしょうか。大学での学びを通じて、身近にありながらもまだ見えていない、新たな世界を発見してほしいと思います。令和7年度担当科目 古典講読ⅠA・ⅠB 国学概論Ⅰ・Ⅱ神道学演習Ⅰ・Ⅱ 神道古典(専攻科)神道学演習テーマ 「近世・近代の神社由緒・祭神と学問」出身地栃木県宇都宮市専攻領域国学史 神道史最終学歴國學院大學大学院文学研究科神道学専攻博士課程後期単位取得学位博士(神道学)所属学会神道宗教学会 日本宗教学会 明治聖徳記念学会 他主な著書・論文『荷田春満の国学と神道史』(弘文堂、平成17年)新編荷田春満全集編集委員会編『新編荷田春満全集』第1・3・12巻 (校注)(おうふう、平成16・17・22年)『神話のおへそ 『古語拾遺』編』(執筆)(扶桑社、平成27年)「前期国学の古事記研究」(『古事記學』第1号、平成27年3月)『歴史で読む国学』(共著)(ぺりかん社、令和4年)令和7年度担当科目 宗教学演習Ⅰ・Ⅱ 宗教社会学Ⅰ・Ⅱ神道と文化 神道文化基礎演習 神道文化演習神道と情報化社会Ⅰ・Ⅱ 神社ネットワーク論Ⅰ日本文化を知る(現代日本社会の「宗教」)日本文化を知る(儀礼文化研究)宗教学演習テーマ 「近現代社会のなかの神霊」出身地青森県八戸市専攻領域宗教学 メディア論最終学歴國學院大學大学院文学研究科博士課程後期神道学・宗教学専攻修了学位博士(宗教学)所属学会日本宗教学会 日本民俗学会 日本山岳修験学会 神道宗教学会印度学宗教学会 日本出版学会 「宗教と社会」学会主な著書・論文『怪異と遊ぶ』(一柳廣孝・大道晴香編、青弓社、2022年)「メディアのまなざしを拒む場所―視覚情報の欠如から「聖地」と「カメラ」の関係を考える」(藤野洋平ほか編『モノとメディアの人類学』ナカニシヤ出版、2021年)「パワースポットのメンタリティ−欲望と禁欲のはざまで」 (山中弘編『現代宗教とスピリチュアル・マーケット』弘文堂、2020年)『「イタコ」の誕生−マスメディアと宗教文化』(弘文堂、2017年)教授准教授教教教教教教員員員員員員紹紹紹紹紹介介介介介介松本 久史 MATSUMOTO Hisashi大道 晴香 OMICHI Haruka
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