理念と特色入学案内カリキュラムと履修ⅠⅡⅢⅣ7 奉職・就職内なる芽を豊かに結実させてゆきましょう新入生のみなさんへ 鶴岡八幡宮のお膝元・鎌倉で生まれました。國學院で神道を学んだのち、神社新報社に就職し、ついで神社本庁に転出しました。本学に移ったのは、平成八年のことです。このように、神社・神道づくめの人生なので、ものごころついて以来、「神様とは何か」「祭りとは何か」「神道とは何か」という問いを考え続けてきました。 神道は、「天地初発」(『古事記』)以来、連綿と蓄積されてきた日本人の生命記憶の総体です。神道を学ぶということは、この無限の生命記憶から、生きる力を□み上げてゆくということにほかなりません。かけがえのない「内なる芽」を、生涯かけて大切に育み、豊かに結実させてゆきましょう。健闘を祈ります。 神道を学ぶ者はきわめて少ない。みなさんは貴重な存在である。だからこそ、自身の生き方を大切にして欲しい。神道学は日本の神さまを調べるだけで無く、神習うことを必要とする。神さまの慈愛を受け止める感性を身につけ、それに感謝し、敬愛を以て各自の大切な使命を遂行するのが、いわゆる神道人である。 神道人とはなんと誇らしき響きであろう。だが、その誇りを確証しなければ、単なる空威張りになってしまう。そこで神道を学ぶのだが、自力でその確証が摑めるまでには、どうしても指導が必要である。それに応じるのが、本学部の使命であるから、みなさんも積極的に疑問を投げかけて欲しい。そして、一緒に考えよう。ほか令和7年度担当科目 神道史学演習Ⅰ・Ⅱ 神道史学ⅡA・ⅡB古典講読ⅠA・ⅠB 神道史(専攻科)神道史学演習テーマ 「古典・国学・神道史」出身地神奈川県鎌倉市専攻領域近世・近代神道史 国学史 神道古典最終学歴國學院大學大学院文学研究科神道学専攻博士課程後期単位取得学位博士(神道学)所属学会神道宗教学会 明治聖徳記念学会主な著書・論文『日本型政教関係の誕生』(共著、第一書房、昭和62年)『維新期天皇祭祀の研究』(大明堂、平成8年)『霊魂・慰霊・顕彰―死者への記憶装置―』(共著、錦正社、平成22年)『モノと心に学ぶ伝統の知恵と実践』(共著、國學院大學、平成24年)『近代の神道と社会』(共著、弘文堂、令和2年)令和7年度担当科目 神道概論Ⅰ・Ⅱ 神道神学Ⅰ・Ⅱ神道思想史学Ⅰ・Ⅱ 神道学演習Ⅰ・Ⅱ神道概論(専攻科) 神道神学(専攻科)神道学演習テーマ 「大祓詞を詳しく読んでみよう」出身地兵庫県専攻領域神道思想史学 神道神学最終学歴國學院大學大学院文学研究科神道学専攻博士課程後期単位取得学位博士(神道学)所属学会神道宗教学会 神道史学会 日本思想史学会 日本宗教学会 藝林會 ほか主な著書・論文『直毘霊を読む』(右文書院、平成13年、共著)『近世出雲大社の基礎的研究』(大明堂、平成14年、単著)『大社町史 中巻・年表』(出雲市、平成20年、共著)『出雲大社の寛文造営について―大社御造営日記の研究―』 (島根県古代文化センター、平成25年、共著)『建国の使命―「大祓詞」の神学―』(伊勢神宮崇敬会、平成29年、単著)『江戸期『論語』訓蒙書の基礎的研究』(明徳出版社、令和3年、共著)『増補版 神道の格言「かぎろい」抄(六)』 (大神神社三輪山叢書、令和6年、単著) 教授教授教教教教教教員員員員員員紹紹紹紹紹介介介介介介武田 秀章 TAKEDA Hideaki西岡 和彦 NISHIOKA Kazuhiko
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