1年次開講:社会調査法入門(必修)/統計分析の基礎/プログラミングと数学基礎2年次開講:質的調査法/データサイエンス/パブリックデザイン/プロダクトデザイン3年次開講:多変量解析/地理空間情報分析13カリキュラム社会学概論 (1年前期・必修)まちづくりと観光 (1年前期・必修) 観光まちづくりの専門教育への円滑な導入を図るため、社会学の基本的な理論と、観光や交流を通じたまちづくりの基本的な考え方を学ぶ以下2科目を導入期(1年前期)の必修科目としています。・観光まちづくりの実践に不可欠な社会学的な調査手法と、具体的な地域を対象とした分析技術やデザイン手法を身につけるため、以下の9科目を用意しています。・導入期(1年前期)の必修科目として「社会調査法入門」を履修した後は、学生が自らの興味・関心に応じて、2科目4単位以上を履修します。・専門ゼミナール(3年次)や卒業研究(4年次)の所属ゼミやテーマ、自身の進路等を視野に入れて、積極的に履修することを推奨します。 人間は、社会的存在である。私たちは社会の中に生きているが、社会のことをどれくらい知っているのだろうか。社会は、個人間の相互作用から、家族やコミュニティのような集団・組織、さらには国家と国民の関係に至るまで様々であり、その範囲も非常に幅広い。社会学は、このように広範で複雑な社会の現象を分析し、その構造と変動を明らかにする学問である。 この科目では、社会が人々の行動や思考にどのような影響を与えるか、また、社会構成員はそれにどう反応し、社会を創り上げてきたかを理解するために、社会学の基礎概念、理論、手法を幅広く学ぶ。「近代化」という共通の問いを念頭に置きながら、各回では、政治、経済、技術、文化の諸要因とともに、家族や地域社会、都市と農村、個人の日常生活がどのように変容してきたかを学ぶ。それを踏まえ、社会を多面的、かつ批判的に捉えるための思考力を身につけ、社会の問題と向き合い、より良いあり方を考えるための手がかりを模索する。 観光まちづくり学部が目指す観光や交流を通じた持続可能な地域づくりへ向けて、「地域を見つめ、地域を動かす」ための基本的な考え方と複眼的な見方にふれ、これからの4年間で学ぶべきことの見取り図を得る。 前半では、「まちづくり」と「観光」に関連する基本的な理論と議論を通史的に学んだ上で、首都圏の宿場町や地方の大都市・中小都市等の事例をもとに、「まちづくり」と「観光」双方の出発点及び接点となる「地域の個性」をみつけるための基本的な考え方と見方にふれる。 後半では、「まちづくり」と「観光」の接点が豊富な都市観光地、町並み観光地、温泉地、農山村、自然観光地等の事例をもとに、それぞれの地域が抱える課題と背景を踏まえた上で、「地域の個性」を守り、磨いていくための基本的な道筋と方法の枠組みにふれる。そして、「まちづくり」と「観光」に関わる主体と取組の多様性に気づくことを目指す。導入科目:観光まちづくりの専門教育への入り口メソッド科目:観光まちづくりの実践を支える調査分析手法やデザイン手法を学ぶ
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