せっぜん【基礎期】【発展期】16161161611166666166666661111111666666661616161611111616166666611111166616661661611116661666661111166666116616661111611661116616661111666666661161166666116666611166666611116666661166666666611666666161611616661116666616111166666666Ⅱ類(資源):地域をとりまく歴史・文化、自然など地域固有の資源のあり方と保全管理を学ぶ地域資源論 (1年後期・必修)風景計画論 (2年後期)民俗学概論 (2年前期)文化行政・文化財行政概論(3年前期)・ Ⅱ類(資源)の科目では、歴史・文化、自然など地域固有の資源を見出し、その特質を支えてきた地域の営みとの関係を理解し、それらを保全し磨き上げるための制度や方策、技術を学びます。・基礎期には5科目を開講し、必修1科目の他に2科目4単位以上を履修条件としています。・発展期には7科目を開講します。各自の興味・関心や希望進路に応じて履修してください。1年後期開講:地域資源論(必修)/博物館概論2年前期開講:保全生態学概論/民俗学概論/都市建築史2年後期開講:風景計画論/レクリエーション計画論/地域文化創造論/地域遺産論3年以降開講:自然/環境保護行政概論/文化行政・文化財行政概論/世界遺産論然 地域のまちづくりや観光を支える資源には様々なものがある。気候や地形・地質、動植物、そして各時代の政治や経済の状況等と地域資源との関係性を捉えるとともに、これらの変化と合わせて人々の生活や生業が移り変わる中で地域資源がどのように変容・変質してきたのかを具体的に捉えながら、「地域性」をもたらす様々な要因と、それを具体的に表す事象との関係について理解を深める。 また、地域資源の継承が求められている社会的背景や各地での取組みの動向についても学ぶとともに、関係する制度・事業についての基礎知識を習得する。 風景あるいは景観を計画・設計するという観点に立脚し、人間を取り巻く視覚像である風景を分析的に把握し、予測、評価する方法について学ぶ。風景・景観認識のメカニズム、そして分析から評価、計画に至るプロセスや手法に関する講義を通して、多様かつ複合的な視点をいかに整理し、客観的な分析と評価の対象とするかについて学ぶ。また、風景計画・景観設計の実態に触れながら、人々の生活と風景との関わりについても理解する。 風景の計画、形成に当たっては踏まえるべき原則と、風景に対する時代の志向や価値観、そして地域ならではの環境との関わり方に対する配慮が必要である。地域の歴史的、社会的、文化的背景と、形成される風景との関係について考える。 私たちの周りには、地域や家によって受け継がれてきた様々な民俗文化がある。こうした、暮らしに根ざした身近な文化に焦点をあてることで、自らの知見と照らし合わせつつ、日本人が持つ価値観とその方向性について考える。それが、民俗学が内省の学とも呼ばれる所以である。 民俗学の概説を通じて、その基礎的な知識を得るとともに、基本的な民俗の捉え方を養う。先人たちがどのような生活をおくり、どのような「生きがい」を抱いてきたのかを認識し、ひいては日本人の考え方や行動のあり方を見つめ直す。 本講義では、文化財を大きく有形の文化財(不動産、動産)と無形の文化財に大別しながらそれぞれの成り立ちと変遷、保護の仕組みについて概観する。 また、破壊から守るために社会の仕組みとは切り離されて保護されてきた有形文化財の現在の課題とは何か、社会変容の中で消えゆく人のわざや慣習はどのように残し得るか、文化的景観や民俗文化財等、保護の対象が人々の生活に近いものとなるほど、有形と無形、不動産と動産を截とは区分できないのは何故か等、守るものの特質や性質によって異なる保護の考え方を理解し、比較を通しながら文化財と地域社会との関係を考える。
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