國學院大學 観光まちづくり学部 令和7(2025)年度 ガイドブック
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ふ瞰かん【基礎期】【発展期】18Ⅳ類(交流・産業):地域を主体とした域内外の交流の在り方とその関連産業がもたらす経済効果を学ぶ観光学概論 (1年後期・必修)地域の観光情報メディア (2年後期)観光事業論 (2年前期)田園回帰論 (3年前期)・ Ⅳ類(交流・産業)の科目では、地域を主体とした域内外の交流のあり方や、そうした交流を通じて地域に経済効果をもたらす具体的な方策及び関連産業の枠組みについて学びます。・基礎期には4科目を開講し、必修1科目の他に2科目4単位以上を履修条件としています。・発展期には10科目を開講します。各自の興味・関心や希望進路に応じて履修してください。1年後期開講:観光学概論(必修)/観光マーケティング2年前期開講:観光政策・計画論/観光事業論2年後期開講: 観光行動論/ホスピタリティ・マネジメント論/旅行産業論/宿泊産業論/       地域の観光情報メディア3年以降開講:観光地経営論/観光食マネジメント論/世界の観光政策/観光経済論/田園回帰論 トピックス科目は、観光まちづくりの現場や実務に近い分野で活躍している専門家を講師として招き、実践的な話題に触れる科目です。学習意欲の向上や将来の進路を考える契機として活用してください。1年次開講:経営学概論      2年次開講: 地域ブランディング論/運輸・観光実践論/ソーシャル・イノベーション3年次開講: 不動産投資論/観光危機管理論/文化芸術政策論2・3年次開講:観光まちづくりインターンシップ(通年) 観光の歴史的発展を概観して時代とともに観光をめぐる環境や状況が変遷することを理解する。その上で今日の観光という事象を取り巻く様々な主体について、観光客の視点に加え、観光事業者や観光推進組織、行政など観光客を受け入れる地域側の視点、さらには観光政策や観光関連法規、観光計画といった政策実現の視点、そして国際的な観光を俯する視点から広く見渡すことによって、今後4年間の観光まちづくりに関する学びの基礎を身につける。 メディアの特性を制作プロセスと併せて学び、学生に身近なSNSが地域の観光情報メディアとしてどのように活用されているかについて議論する。 そして、地域における観光戦略の要としての情報発信の実態を把握し、課題を抽出し、情報発信者の立場に立って情報発信のあるべき姿を学ぶ。同時に、自治体のアンテナショップなどリアルな場が担っている役割や今後の可能性についても学ぶ。 観光産業は交通、宿泊、旅行会社、飲食、テーマパークなど多様な業種から構成され、世界中で約3億人が従事し、各事業は雇用創出など地域経済にも大きな貢献をしている。昨今、デジタルエコノミーの進展やSDGsへの対応など、社会的な変化や要請を背景に消費者が観光、旅行に求めるニーズも変化し、観光事業には事業変革による価値創出が求められている。 このような背景のもと、観光事業別にその経営の特徴や課題を理解し、中長期的な視点からあるべき姿を把握する。観光事業の役割や意義を理解し、地域の持続的な発展のためにどのような貢献ができるか考える力を身につける。 都市から農山漁村への移住という物理的移動だけでなく、都市住民が地方へ向けるまなざしの変化を含め「田園回帰」と呼ばれるようになってきた。一方、日本全体の人口減を受けて始まった地方創生施策の中で、都会からの移住者獲得に動く自治体が増えている。これらの田園回帰の動きと、プロセスとしての「関係人口」と呼ばれる多様な関わり方や関わりしろづくりについて全国の取組みから学び、特に「なりわい」「住まい」「コミュニティ」という具体的な課題を通じ、物事を多面的に考える力を養う。トピックス科目:観光まちづくりの実践的な話題にふれる

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