部哲学科在学生インタビュー文学 東京都庁内定伊藤 ゆりあ西洋哲学を中心にインドや中国の思想も研究し、多様なものの見方を学びます。日本の美術や文化に触れ、思考や価値観を広げる文学部哲学科4年[取材時]/千葉県・私立国府台女子学院高等部卒業高校で学んだ倫理に興味を持ち、多くの人と意見を交わしながら学びを深めたいと考え、哲学科を志望しました。哲学・倫理学だけでなく美学や芸術学も学べる点も、哲学科に惹かれた理由の一つです。印象に残っている講義は、「基礎演習ⅡA・B」です。浮世絵や着物などの日本の美術作品に触れ、その魅力や作品に対する考えを他の受講生と意見交換しながら深めることができました。こうした対話を通じて、自分の視野を広げ、美術や芸術に対する新たな発見が得られたと感じています。哲学科の講義では、意見交換の機会が多く、多様な価値観に触れることができるため、柔軟な思考を持てるようになったと思います。また、発表場面も多いので、自分の考えを相手に伝える力も身に付きました。卒業後は、東京都庁への就職が内定しています。入職後は、さまざまな業務に携わり、多くの人と協力して新たな価値を生み出し、東京都の発展や都民のより良い生活に貢献したいと考えています。哲学科は、西洋哲学思想の研究を中心に、インド・中国・日本の思想をも視野に収め、美と芸術の理論的考察をも包括する間口の広い学科です。哲学科では、あらゆるものが考える対象です。「自分はなぜここにいるのか」「美とは何か」などの根本的な問題を、哲学者たちがどのように議論してきたかを、彼らが残したテキストから読み解き、議論し合うことで、他者の意見も尊重しつつ自分自身の考え方を組み上げます。1年次には、少人数制の「基礎演習」などを通じて哲学・倫理学、美学・芸術学の基礎や、それらを根底で支える「ものの考え方」を学習します。2年次ではそれらについてさらに視野を広げ、3年次には自分の資質や関心に応じて「哲学・倫理学コース」か「美学・芸術学コース」を選択。卒業論文へとつながる専門的な研究テーマを探していきます。039学部サイト▼
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