競技からの離脱を防ぐ、「自分を知る」思考とは。子どもの成長の□となる学ぶ意欲を引き出す方法とは。人間の発達をひもとく諸研究初等教育学科准教授 三田大樹健康体育学科教授 富田 一誠「探究」。その過程には、課題への理解が飛「探究」を実現させるのです。子どもたちの学びの意欲を最大限に引き出すために、教員ができることは何でしょうか。私は小学校教員として20年以上、子どもたちと向き合ってきました。彼らが意欲を持って主体的に学びを進める躍的に深まる瞬間があります。このような飛躍を促すためには、思考ツールやアクティブ・ラーニングを活用し、子どもたちとの対話の質を向上させることが重要です。教員は、学び手の状況をしっかりと把握することで、飛躍が起こる瞬間を捉え、彼らの意欲促進をサポートできます。適切なタイミングでの具体的な指導は、子どもたちが主体的に学ぶための自信につながり、 い続ける中で、怪我を理由に競技を離れる選手を多く見てきました。選抜から外れるや、発見が遅れて治療が間に合わないほど悪化してしまうケースなど。選手の未来を指導者、スポーツ現場全体が身体のサインに敏感であることが重要です。私は学部に附設された地域ヘルスプロモーションセンターの事業として「自分を知る」をキーワードに、スポーツをする学生へのサポートを行っています。選手に自身の体調や限界を正しく理解してもらうことで、怪我の予防健康に活躍し続けられるよう、適切な指導を日々探究しています。約30年にわたり医師として選手に寄り添ことを恐れて痛みを隠してしまうケース守るには治療だけでなく、まず選手本人、とパフォーマンス向上を促します。選手が068
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