國學院大學 観光まちづくり学部 令和8(2026)年度 ガイドブック
38/56

冨観光まちづくり学部 4年と みな がそ ら※学年表記は取材時(2026年1月)のものです永 空株式会社JTBパブリッシング(総合職) さん実際に料理に使って味を試して、この料理にはどこそこの出汁が合うなどと自分なりに考えるのも調味料集めの面白さです。大学に入って目指したのが47都道府県に行って宿泊すること。あと5県クリアすれば、目標達成です。 これらは就活で役に立てばいいと思ってやったことではありませんが、結果的に有効な就活対策になりました。 就職をする上で役立った授業はたくさんあります。何より、地域と向き合う姿勢や、いろんな視点から地域を見ることで魅力を全体に浮かび上がらせる手法は大きな学びになりました。民俗学の石垣 悟先生の紹介で、地域の博物館に行かせていただいたことがあります。博物館の学芸員の方は地域の文化や魅力をわかりやすいかたちに編集し、展示して紹介しています。それって編集者の仕事とそっくり。面接時にそのことをお話しして、「博物館をコンテンツにした情報誌を作ったら面白いと思います」と加えたら、面接官の方が「それはいいですね」と返されました。大学での学びがこんなところでも活かされたと思いました。38 2026年春、観光まちづくり学部は発足以来、初めての卒業生を送り出しました。進路先は、民間企業、官公庁、学芸員、NPO法人、大学院進学など多種多様で、「地域を見つめ、地域を動かす」をキャッチフレーズとして、観光まちづくりに関わる学問を広く学ぶ学部の特性を十分に反映した結果となりました。また、地域の発展に貢献することを志望した学生が多かったことも特徴です。民間企業は、運輸・交通、宿泊、旅行などの観光産業はもちろんのこと、情報通信・IT業界、製造業、出版・広告業界など多くの業種に選択先が広がりました。昨今観光産業は地域活性化にも力を入れており、関連する企業を希望した学生や、地方公務員、学芸員など地域で働くことを選択した学生も見られました。学部のカリキュラムが学生一人一人の興味関心を育み、その結果が就職先の多様性につながったと考えています。 学部での学びの機会により、自主性や多様な人々と協働して学ぶ態度などが育まれ、就職活動中は面接などを通じて企業へ十分すぎるほどの自己アピールにつながったようです。それは、フィールドワークや少人数による演習におけるグループワーク、そし海外で学ぶ機会も充実していると多くの学生が述べていることから伺えます。たとえば1年次の後期にはさっそく少人数でのゼミ形式の授業が始まり(「基礎ゼミナールA」)、2年次以降には、夏休みに一人で約2週間を地域で過ごしインターンシップを行う科目もあります(「観光まちづくりインターンシップ」)。また正課だけにとどまらず、教員とつながりのある地域を中心に全国各地からインターンシップの機会が紹介され(「情報提供型インターンシップ」)、学生は希望に応じて参加が可能です。さらに海外スタディツアーへの参加機会(過去開催の行き先はベトナム、タイ)や、海外をフィールドとした専門ゼミ活動など、グローバルな視野を育む機会にも恵まれています。 4年間、観光まちづくりを体系的に学んだ学生は、それぞれの興味関心にあったキャリアを見つけて、たまプラーザから巣立っていきました。先輩たちが新しく作った道を、今後は後輩たちがしっかり歩み、また新しい道を切り拓いていくことでしょう。 中学のころから江國香織さんや原田マハさんなどの旅エッセイを愛読していました。この学部に入ったのも本や物語を通して、地域の文化や歴史などを学べると思ったからです。また、入学したときからずっと出版やメディア、PR業界で仕事をすることを希望していたので、河炅珍先生のゼミに所属しながら就職先もこの3つに絞りました。 JTBパブリッシングは旅関係の本を多く出している出版社で、第一志望でした。情報を集める中でこの会社は熱意をとても大切にしていることがわかりました。面接では、私がこれまでやってきた好きなことや興味をもったことを、熱意をもってお話ししました。 私は小学校のとき給食に出たことがきっかけで牛乳が好きになり、それからは行く先々で牛乳を飲むのが楽しみになりました。牛乳の味をノートにメモしたり、友人に話したりして、何かしらのかたちでアウトプットしてきました。また母が、調味料が大好きで、その影響から私も全国各地の出汁や塩、ソースなどを買い集めるようになりました。多様な学びから社会に貢献へ就職・進学入学時から出版、メディア、PR業界を希望。この3つに絞って就活

元のページ  ../index.html#38

このブックを見る