熊本大学 2020
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薬学部関連施設薬学部関連施設薬学部関連施設"くすり"の歴史と知識に触れる熊薬ミュージアム熊本大学薬学部宮本記念館内にあり、和語本草綱目やガラス製洗浄瓶といった薬学資料や器具等、貴重な品々が展示されています。特に、本学薬学部が我が国における有機分析の発祥の地と呼ばれるきっかけとなった藤田 穆の有機概念図図版は、氏の業績を讃えるとともに、過去から現代に連なる薬学の歴史を雄弁に語ってくれます。設立・運営には薬学部生の有志が携わっており、学生ならではの視点から、本学薬草園と連動した薬草展示等ユニークな企画も行われます。また、熊薬が創立から130年もの間「くすりを創り、育て、生命(いのち)をまもる」という薬学の精神の下、研究・教育両面にわたって日本の薬学の発展に寄与してきた事を視覚的に分かりやすく且つインパクトを持って伝えるために設計された展示パネルを鑑賞することができます。こうもくわごほんぞうふじ たあつしCHECK学部の構成 2学科薬学科創薬・生命薬科学科薬学部宝暦6年に開園された細川藩の薬園「蕃滋園」から受け継がれた薬用植物園。基礎(薬用植物)から臨床(漢方)まで幅広く教育研究に活用されています。また、漢方の勉強会、希少植物の栽培・育種・漢方を科学する活動が一般公開されています。薬用資源エコフロンティアセンター医薬品が発売された後に医療機関や患者さんの協力のもと継続して情報を集め、それらの情報をもとに、患者さんにとってより使いやすく、有効性・安全性に優れた医薬品へ育て上げる活動を推進しています。育薬フロンティアセンター本センターは医薬品開発に必要な全ての専門家を有する研究センターです。熊本発の医薬品開発を目指すとともに、一流の創薬研究者の育成を行っています。創薬研究センター熊薬を日本一美しい キャンパスにしよう!薬用資源エコフロンティアセンター(薬用植物園) 薬草パーク構想薬学部大江キャンパス構内を『薬草パーク』とし、学生のみならず、一般の方にも散策して楽しんでもらおうという構想を掲げています。現在約7,000㎡の敷地に希少植物・希少薬用植物を含めた1,000種余りを育種・保存し、生きた標本として一般に公開しています。ここに散策路を設け、緑の増育、薬草の育種をさらに進め、地域の学びと憩いの場とするべく整備を進めているところです。人間の身体を癒してくれる薬用植物たちが、植物本来の美しさで心も癒してくれる。そのような空間づくりを目指しています。キラリ紹介薬学部薬学科創薬・生命薬科学科Kumamoto University 202072

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