熊本大学案内 2021
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目指す将来像生命科学の諸問題に積極的に取り組むことができる人材へ★医薬品製造業 ★化学工業 ★食料品・飼料製造業 ★農業・技術サービス業 ★医療・福祉★国家・地方公務員 ★中学・高等学校教員 など ミクロからマクロまで、生命の「理」を学ぶ生物学コース生物科学は、「生命のしくみ」を科学的に解明する学問であり、遺伝子の役割から生態系の多様性にいたるまで、生命現象をミクロからマクロまでのレベルで理解すべく研究領域は多岐にわたっています。CourseofBiology【学びの概要】生物多様性をキーワードに、生命の豊かさとその危機的状況を理解し、保全生物学の初歩を学びます。保全生物学真核生物における遺伝子発現の基本的な制御の仕組みを理解し、癌や遺伝性の疾患、進化など高次生命現象における遺伝子研究の現状を学びます。分子遺伝学植物生理学の基本を学び、植物のなかで起きている現象を理解します。植物生理学生命活動を担うタンパク質、脂質糖質、遺伝の本体である核酸などの構造や性質について基本的な知識を学びます。生化学医学的には主体防御、生物学的には自他の個体識別である免疫系の特質を学びます。免疫学海洋の多様な環境にそれぞれの生物が適応して生活していることを理解し、海洋環境の保全について学びます。海洋生態多様性学ことわり植物観察風景植物観察風景植物観察風景自身のテーマに沿って卒業研究を行います。また、大学院進学に向けて発展した科目を履修することができます。4年次理学専門科目の履修が始まります。本コースには「細胞生物学」「生物多様性学」のふたつの履修モデルがあり、受講することが望ましい科目が設定されています。また、モデルをまたがって履修することも可能です。「多細胞個体、細胞、生体高分子といった様々なレベルの情報を統合して生命を理解する能力」や「生物の多様性を遺伝子・種・生態系レベルで理解する能力」を身につけるため、自ら思考し新たな知見を得、「生命のしくみ」に対する理解を深めることを目指します。研究領域は多岐にわたり、実習を行うフィールドは海から山までと広い範囲に及びます。3年次教養教育科目の中の理系基礎科目から数学と理科全分野を学修します。高校での未履修科目等に配慮したクラス編成も行われ、習熟度に応じた授業を行います。その他、外国語等の教養教育科目も履修します。また、5月ごろに新入生合宿研修を行い、クラス対抗でのレクリエーションを行うなどして親睦を深めます。1年次〈全コース共通〉理学共通科目の履修が始まります。3年次のコース選択に向け、希望するコースの科目を中心に、理学の広い分野の基礎知識を修得し、自分の興味や希望に合ったコース選択を行います。★生物学分野として『生物多様性学』『細胞生理学』などを学び、生物学における実験方法を身につけます。2年次〈全コース共通〉理学部数学コース物理学コース化学コース地球環境科学コース生物学コースKumamoto University 202144

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