「人間とは何か」を探るDepartment of Integrated Human Studies哲学心理学カリキュラム例紹介哲学 授業風景学技術の急激な進歩が恩恵をもたらす一方、科地球規模で自然環境が破壊され、社会もまた目まぐるしい変化を強いられる、私たちの現代。人間とは何かがこれほど問いなおされる時代があったでしょうか? 人間科学コースの中心主題はまさにこの、「人間とは何か?」という問いなのです。そして本コースでは2つの観点から、2つの履修モデルを立ててこの問いに答えようとします。一つは哲学です。心ある人間とはどんな存在か、人間の心と世界はどう関係しているのか、概念を吟味しつつ論理に従って根本から思考する哲学の方法で探究してゆきます。いま一つは心理学です。人間の心にはどんな特性があり、世界をどう捉えているのか、実験や調査にもとづく実証分析という心理学の方法で解明してゆきます。本コースで学ぶことで、人間についてより深く知り、理解して、これからの時代を賢明にそして力強く生きる糧にしてほしいと思います。人間とは何か?人間の心と世界とはどんな関係にあるのか?科学とは異なる哲学のやり方、つまり概念を吟味しつつ論理に従って明晰に考えるというやり方を身につけて、こうした問いを探究してゆきます。人間の心や意識とは何か、また私とは何かを考える心の哲学。人間どうしを、また人間と世界とを結んでいる言葉とは何かを考える言語哲学。以上のような観点を軸にしながら、人間と世界にまつわる様々な謎を考えます。心理学は、人の行動を測定することを通して、心の働きを調べる学問です。そのため、本履修モデルには、実験、研究法などの授業があることが特色です。実験演習で測定したデータをまとめて、「本に書いてあった現象は本当に起こるんだ!」と実感できたら、心理学者への第一歩。先輩たちは、社会の様々な場面で活躍しており、心理学の知識を活用できる場面は多いといいます。どんなことを学ぶのですか文学部 総合人間学科人間科学コース教育研究領域(履修モデル)?
元のページ ../index.html#18