英語教育専門職コース2年畑中 詩織さん4748各専攻内に、高度専門職業人の養成を主目的とする「専門職コース」または「実践コース」と研究者等の養成を主目的とする「研究コース」を設け、体系的履修を可能にするとともに、基礎的学術知を有する学部卒業生と実践知が豊富な社会人学生とが相互に刺激を与え合うような学習環境を設定しています。は大学生時代に言語学を学んでいく中で言語教育に興味をもち、大学院では、英語学習者がより明確に現在完了形を理解できるような指導法を考案するための研究をしています。現在完了形は日本語にはない表現であり、なおかつ日本語訳が過去形と同じになるため使い分けが非常に困難であり、習得が難しいと考えられています。教育現場という限られた空間で、文法知識の理解だけでなく、実践の場でも使うことができる現在完了形の習得のため、現在完了形の本質的な理解を促す新たな指導方法を、日々考究しています。英語教育には未だ問題点が多く残っています。だからこそ、まだ見つかっていないことを自分で発見する喜びがあります。学習条件が限られている社会人の学習ニーズに対応するため、専門職コース及び実践コースを中心として、主に社会人を対象とする教育プログラムについては、在職のまま科目の履修、受講、研究指導が受けられるように、柔軟な受講形態が可能となるように配慮しています。また、選抜方法においても社会人入試を設け、積極的な受け入れ体制を整えています。各専攻内のコースごとに必修科目や選択必修科目を配置し、教育の形式化を防ぐとともに体系的履修が可能となるようなカリキュラム編成となっています。また、専門職コース及び実践コースが単なる実務教育ではなく、学術的基盤のうえに専門的能力を高めていくものであることや、研究コースでは実践現場を踏まえた理論研究を目指していることから、開講科目の一定部分を共有できるように配慮しています。高度な専門性を有する人材を社会に供給していくためにも、本教育部は改革を持続的に実施しています。令和5年度には博士前期課程文化学専攻へ現代文化資源学研究コースを新設し、令和6年度には博士前期課程現代社会人間学専攻へ公認心理師専門職コース設置を予定しています。社会文化科学教育部 博士前期課程文化学専攻社会文化科学教育部の特徴大学院生の声専攻内に専門職コースまたは実践コースと研究コースを併設日本語にはない英語表現「現在完了形」を、より明確に理解できるような新たな指導法を研究私社会人学生への柔軟な対応カリキュラム上の特色
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