熊本大学 情報融合学環(令和6年4月創設)
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4 ご存知のように、デジタルトランスフォーメーションや半導体開発には国境がありません。英語でのコミュニケーションが可能になれば、国籍や文化の違う人々とより効果的に意見交換することができます。 「情報融合学環」で学んだ皆さんが、将来、日米の架け橋となるリーダーとなって、世界の課題解決のためイノベーションを生み出してくれることを期待しています。半導体はスマートフォンやパソコン等の通信機器、生活家電、自動車、医療機器から電気や公共交通機関などの社会インフラに至るまで、私たちの生活のありとあらゆるところに使われています。物質には電流を通す導体と、通さない絶縁体がありますが、半導体はその中間の性質をもちます。半導体を用いた集積回路は、電子機器や装置の頭脳部分として中心的役割を果たしています。 熊本県では、域課課題を解決し、熊本県の発展につなげていくため、社会全体のデジタル化、DXの取組みを推進しています。令和4年度には、DXの取組みを産学行政が連携して進めていくための体制として「くまもとDX推進コンソーシアム」を設立し、DX機運の醸成や理解促進、事例創出、ビジネスマッチングなどの活動を行っています。 DX推進のためには、デジタル人材の育成も重要な課題の一つです。半導体産業を始め、様々な分野へ人材を輩出するため、企業や大学等と連携し、デジタル知識の習得のみならず、地域経済の発展、地域社会の課題解決など、自ら企画・実行できる人材の育成に取り組みます。取組みを通じて、熊本、日本の将来を支える人材が育つことを期待しています。 在日米国大使館、在福岡米国領事館では、情報・半導体人材育成の強化を目的とし、米国国務省のEnglish Language Specialistプログラムを活用して、「情報融合学環」の教育をサポートします。 熊本は、世界の半導体サプライチェーンの重要な拠点であり、熊本および九州地域は、将来にわたって半導体の開発および製造において主導的な役割を果たすと確信しています。 これから「情報融合学環」で学ぶみなさん、世界の人々とコミュニケーションをとるために、英語は不可欠です。英語によるコミュニケーション能力は、皆さんの視野や知識を広げてくれるでしょう。■■■■■Semiconductor熊本県データサイエンス × 熊本の発展在日米国大使館 在福岡米国領事館グローバルコミュニケーション

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