8 医学部 熊本大学医学部では、医学・保健学(看護学・放射線技術科学・検査技術科学)の発展に寄与し、広く社会に貢献できる医療者・研究者・教育者を育成するために、豊かな人間性、優れた協調性、高い倫理観、充分な基礎学力、科学的探究心、国際的視野を持つ人を求めています。 <医学科> Ⅰ 求める学生像 熊本大学医学部医学科の使命 豊かな人間性と高い倫理観を持ち、医学およびその関連領域における社会的な使命を生涯にわたって追求・達成するとともに、変化する時代に対応できる能力を涵養し、地域にも世界にも貢献できる医師・医学者を育てる。 アドミッション・ポリシー 熊本大学医学部医学科の使命を達成するために、医学部医学科では、次のような人を求めています。 1.病める人たちやその家族の気持ちを理解できる人 2.チーム医療の中心的役割を果たすための優れた協調性を持つ人 3.地域医療に関心を持ち、地域住民の健康増進に貢献する意欲を持つ人 4.科学的探究心が旺盛で、国際的視野で医科学研究を展開する意欲に溢れる人 5.社会に対する幅広い視野を有し、地域や国際社会における保健医療や福祉に深い関心を持つ人 6.日々進歩する医学や医療の最新知識を吸収できる基礎学力を持ち、生涯にわたって自己学習を継続できる人 7.医学と医療以外の幅広い分野にも興味を持ち、継続的に教養を深める意欲に溢れる人 Ⅱ 入学者選抜の基本方針 医学部医学科の入学試験では、高等学校までの教育課程を踏まえ、基礎的知識(基礎学力)、論理的思考力・判断力・表現力等を評価します。 (医学科への入学までに身につけてほしいこと) 受験生の多様性に合わせて、大学入学共通テスト及び個別学力検査では物理・化学・生物から2科目選択となっていますが、入学後、医学科の様々な専門科目の基礎として、高等学校で学ぶ「生物・生物基礎」は重要な科目です。生物学の教科書はバランス良く構成されており、最新の生命現象についても平易に解説されていますので、幅広く学んでおくことが必要です。 また、教科の基礎学力だけでなく、論理的な文章を書くための国語力、グローバルでグローカルな医療の世界での共有言語である英語の素養を十分に身につけ、国際的な広い視野とコミュニケーション能力を備えていることも重要です。 Ⅲ 選抜方法 【一般選抜(前期日程)】 「知識・技能」については、大学入学共通テストを利用して高等学校の教育課程の教科・科目に関する総合的な学力を、個別学力検査により、入学後の学習とより密接にかかわる教科・科目について学力をより深く判定します。また、「思考力・判断力・表現力」及び「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」については調査書及び面接により判定し、それらの判定結果から入学者を選抜します。
元のページ ../index.html#12