熊本大学 理学部 2024
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古代バビロニア粘土版 数学が持つ神秘と美しさに魅了されそれを追求する精神は、太古の昔からあったと考えられます。実際、上図の古代バビロニアの粘土版に書かれている数の表から、 その当時の人類が既に高度な数学的思考を獲得していたことが推測されます。数学が初めて純粋な学問として考えられたと言われる古代ギリシャの時代では、その厳密な論理体系の美しさで多くの人を惹きつけてきました。数学的論理体系の追求は現在でも数学者の主要な研究動機となっています。一方数学は、科学を記述するための言語としての役割も果たしています。例えばノーベル賞受賞研究となったCP対称性の破れに関する小林・益川理論においても数学が研究の基礎となっております。数学はそれ自身に対する純粋な興味関心から研究が高められ続けてきましたが、 理論物理等の他分野にも恩恵を与え続けております。 この数学コースでは、 数学の基盤的な内容を身に付け、 その上で代数学・幾何学・解析学・確率論・情報数学などを学ぶことを通して、数学的思考方法を身に付けると同時に、数学および関連する分野に意欲的に取り組むための能力を育てます。数学の理論の美しさと応用を体感する数学コース

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