学校教育教員養成課程 教育学教育学 (1)改組の目的 熊本大学教育学部は、教員養成機関として熊本県・市教育委員会と連携を図り、地域の教育課題の解決に資する教員養成を行っています。一方で、教育現場では、特別な支援を要する子どもや外国につながる子どもへの対応等、増加し続ける様々な課題への対応を求められています。学校を取り巻く環境が複雑化・多様化し、教員一人ひとりに求められる役割の拡大に伴い、教員養成の中心的な役割を果たすべき教育学部の機能や役割等が改めて問われています。 このような教育課題に対応するため、熊本大学教育学部は、佐賀大学教育学部と強固に連携し、両大学の強み・特色を生かし、現代社会の複雑で多様な教育課題に挑む「強靱な思考力」と「柔軟な対応力」を兼ね備え、地域社会・国際社会で貢献できる実践的指導力のある教員を養成するため、「共同教員養成課程」を設置します。 共同教員養成課程設置に伴い、子どもたちの体と心の生涯にわたる健康づくりを担うことができる養護教諭を養成するため、熊本大学独自で九州で唯一、国立大学の4年課程に「養護教諭養成課程」を併せて設置します。 (2)改組後の教育組織及び入学定員 共同教員養成課程は、現行の学校教育教員養成課程 初等・中等教育コース及び特別支援教育コースを合わせた入学定員を 190 人から 140 人に変更し、2大学が強固に連携し、高度な専門的知識と実践的な指導力を組み合わせた質の高い教育プログラムを実施することを予定しています。学籍は入学する大学にありますので、入学後は、熊本大学に在籍することになります。 また、養護教諭養成課程は、現行の学校教育教員養成課程 養護教育コース(入学定員 30 人)を課程として独立させ、現行の養護教諭養成教育プログラムを実施することを予定しています。 [令和 7 年度までの入学定員] 初等・中等教育コース 特別支援教育 コース 部 養護教育コース 合計 (人) 170 20 30 220 [令和 8 年度からの入学定員] 部 小中連携教育コース 共同教員養成課程 教育支援探究コース 養護教諭養護教育 養成課程 コース 合計 (人) 140 30 170 -3-こ の内容は、 現時点で計画中のも ので あり 、 文部科学省大学設置・ 学校法人審議会の審査結果等によ り 、 今後変更になる 可能性があり ま す。 確定後の内容については、 学生募集要項で 必ず確認し て く ださ い。 1 . 概要 教育学部の改組について
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