高知工科大学 2023
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ンパイ、がんば01特待生ならではの学びの環境で、より高みをめざして頑張ります。須佐美大夢さんシステム工学群4年〈2018年入学 特待生S〉大阪府立四條畷高等学校出身gewセiるvreinvMoIntKUT WAY 202305世界の最先端を牽引する研究に参加し、その成果を国際学会で発表できる環境 兄が高知工科大学の特待生で、特待生の魅力についてよく聞いていました。特に魅力に感じたのは、特待生で居続けるために常にモチベーションを高く保ちながら学びに取り組めるところと、特待生ならではの学びの機会や海外渡航のチャンスなどを大学から提案されるという点でした。また、海外への興味を強くもっていたので、特待生の特典として国際交流の機会が充実していることも魅力でした。入学と同時にインターナショナルハウスへ優先的に入居できたのも特待生の特典のひとつ(当時の制度)。留学生たちと1年間生活をともにし、日本にいながら留学気分を味わうことができました。また、留学生たちに日本の様々な文化を体験してもらう「YOSAKOIサマースクール」には2年連続で参加し、バディとしてお世話をしたり、2年目にはリーダーとして全体のまとめ役になりました。タイ・シンガポール研修には副リーダーとして参加。現地の学生とチームを組んで与えられたテーマについてアイデアを練り発表するというプログラムがあり、チームを組んだタイの学生のレベルの高さに圧倒されました。英語力の高さや発表資料の内容の充実ぶり、作成スピードなタイ・シンガポール研修での発表の様子ど舌を巻くことばかり。ある程度自分の能力に自負心をもっていただけに、世界のレベルの高さを痛感し「井の中の蛙」で終わらず、まだまだ学ばなければいけないと気づかされた貴重な体験となりました。 高知工科大学には、特待生が利用できる研究室早期配属制度があります。通常は3年次で配属を決める研究室を2年次後期に決めることができました。多くの研究室を回り先輩方の話を聞き、選んだのが川原村教授の研究室。世界唯一の機能性薄膜作製法「ミストCVD」を開発された川原村教授の人柄に魅力を感じました。難度の高い研究ですが、頑張ればそれに応えてくれるような先生だと思えたからです。また、研究の成果をヨーロッパなどの国際学会で発表できるチャンスがあるということも大きな理由です。 学外では、東京都丸ノ内にある日本信号株式会社でインターンシップを体験できました。鉄道に関わる設備から運用システムまであらゆるものを取り扱っている企業で、関心のある技術系の部署以外に、営業や人事などの部署で職場体験をすることができました。様々な部署を体験することで、各部署が有機的につながってひとつの仕事になっていくことを実感することができ、視野が広くなったと感じています。 特待生制度は学生の可能性を最大限に広げるチャンスを与えてくれます。今後は、研究に力を入れ、成果をあげられるよう頑張りたいと思います。川原村教授の機能性薄膜作製法「ミストCVD」は世界の最先端研究。従来の手法では不可能だった、低環境負荷、大面積均一、高品質、組成制御を同時に叶えることができる技術です。この研究に参加し、徹底的に取り組んでいこうと考えています。大学院に進学して研究を続け、その後はグローバルな企業に就職し、海外に赴任し国際的に活躍できる人間をめざします。

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