高知工科大学 KUT WAY 2025
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44KUT WAY 2025計算機アーキテクチャ学士課程計算機の論理的な構造・動作(アーキテクチャ)を知り、プログラムを実行するために必要となる、演算制御および命令実行制御の基本的なメカニズムを学びます。また、計算機を高速化するための基本的な手法を修得します。IoT・AI技術を利用したIoPの研究に取り組みながら、プログラミングなど情報分野のスキルや知識を深めています。 高校時代は、漠然とコンピュータでプログラミングをしている姿に憧れるとともに、心理学や脳科学にも興味をもっていました。進学に際して先生から勧められたのが高知工科大学の情報学群。幅広く網羅した情報分野に加え、脳科学分野まで包括した学びの内容に惹かれ、初めての高知にやってきました。実際のプログラミングの授業は、数学的要素が強く、数学好きな私は楽しんで受講できました。入学当初から将来は情報系の仕事に就きたいと思っていたので、より専門的なスキルと知識を身につけることを目標に専攻を選び、栗原 徹教授の研究室に所属しました。栗原先生は、農業分野において、情報通信技術や機器を活用することで農業生産の効率化や品質向上、収益性向上などを図るIoP(Internet of Plants)の研究をされており、私は「ピーマンの果実の検出」に取り組んでいます。葉と実が同じ緑のピーマンの写真データから機械学習で実を検出させる際、色だけでなく温度の情報も加えることで検出の精度をあげることをテーマに研究しています。卒業後は大学院へ進学し、研究を続けていこうと考えています。分散処理並列計算論現在の情報システムの多くは、複数の計算機をネットワークで結合した分散処理・並列計算によって実現されています。そのような分散処理・並列計算では、1台の計算機を用いる逐次処理では考える必要のなかった様々な問題をクリアしなければなりません。本講義では、分散処理の基盤技術(通信プリミティブ、遠隔呼出しなど)から始めて、分散システムにおける重要な問題(同意形成、負荷分散、セキュリティなど)について議論します。さらに実際に複数の計算機を用いた並列計算のプログラム作成の実習も行います。未来に進む先輩Academics機械学習・深層学習コンピュータに、映像に写っている物体が何かを認識させる。コンピュータが音声信号中の言葉を理解する。このような技術が発展し高い精度で行えるようになってきました。その技術の中心となるのが、認識のための識別規則をコンピュータが自らデータから学習する「機械学習」です。近年は特に、ニューラルネットワークを基礎とする「深層学習」が注目を集めています。本科目では、機械学習や深層学習の基礎と、画像認識や音声認識等への応用を学びます。ゲーム情報学研究室ゲームを題材に、AI の作り方や使い方・応用について研究しています。ゲームは、人間が楽しむだけでなく、情報処理や人工知能などの最先端技術の応用先としても研究されてきました。過去には囲碁やチェス、将棋などのゲームで、人間よりも強いプレイヤを作ることが主な研究課題でしたが、現在では多人数ゲームや情報が不完全なゲームなど、題材も拡大しています。また、説明や接待など人間に役立つようなテーマも増え、研究課題も変わりつつあります。本研究室では、ゲームを題材として、ゲームAIの作り方や使い方、そして新しい応用について研究をしています。具体的には、複数のゲームAIにおける協調に着目した研究や、人間の役に立つような使い方として、接待や丁度良い対戦相手のための難易度調整に着目して研究を進めています。ソフトウェア検証・解析学研究室誤りのないソフトウェアを作るための方法について研究しています。パソコンやスマートフォンの使用中に、アプリが急に終了してしまったり、おかしな動作をしたりした経験はありませんか。多くの場合それは、アプリ製作中に混入してしまった誤りによるものです。パソコンやスマホ以外にも、世の中の様々な場所・場面にコンピュータが用いられています。一見正しく動作しているように見えても、偶然が重なったときに突如不具合を起こすのでは困ります。でもそのような誤りを完全になくすのは非常に難しいことです。本研究室では、ソフトウェアが正しく動作することをコンピュータ自身を使って確かめる方法などについて研究しています。[ 学士課程 ]大学院工学研究科 基盤工学専攻修士課程▶ 将来の展開 コンピュータ技術が一般化し、高度化している現代において、ハードウェア・ソフトウェア両面の深い知識、特にその基本概念の理解は重要です。本専攻では、AIとコンピュータ科学の基本概念をしっかりと学び、現在利用されている技術だけでなく、将来発展する技術に対応できる知識を修得します。それによりコンピュータの新たな可能性を拓くことができるAI・IT技術者となることを期待しています。例えばこんな講義があります[ 例えばこんな研究室 ]学士課程大学院修士課程2竹内 聖悟 講師高田 喜朗 教授大薗 亜美さん大阪府・私立大阪青凌高等学校出身▶ 学ぶ意義 従来型のコンピュータ技術が一般化し、AI(人工知能)、クラウド、IoTなどの新しいコンピューティング技術が今後ますます重要となってきます。本専攻では、AIとコンピュータ科学の基本概念をしっかりと学んだうえで、従来型の発想やアーキテクチャ(設計思想)を超えた、“人に優しい未来の情報社会”の構築に寄与する新たなコンピュータテクノロジーの創出をめざします。Chapter情報学コースAI、クラウド、IoTなどAI、クラウド、IoTなど革新的なコンピューティング技術の研究で革新的なコンピューティング技術の研究で情報社会の未来を拓く情報社会の未来を拓くAI・コンピュータ科学専攻

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