Academics ][ 例えばこんな講義 ][ 環境浸透型エレクトロニクス研究室受け入れ可能な専攻|電子・光工学/エネルギー工学量子・古典集積回路研究室受け入れ可能な専攻|電子・光工学/エネルギー工学Chapterトランジスタをはじめとする電子デバイスは、半導体中の電子の動きを制御して増幅やスイッチといった機能を実現するものです。半導体デバイスの理解を深めるために、半導体中の電気伝導に関する基礎理論から、デバイスの動作原理、製造プロセス技術について学びます。人工知能(AI)は、コンピュータ内の世界だけにとどまらず、その活躍の場を現実の物理世界に広げていくでしょう。そのとき、人の脳と同じく、AIも感覚器官たるセンサーと「神経」とも言えるネットワークがなければその能 力を 発 揮できません。また、血液が酸素を運ぶように、センサーに電力を届けるための「血管」になるものが必要です。この神経と血管、すなわち信号と電力の伝送網を、人が触れるもの・着るものなどあらゆるところに埋め込むことをめざして、本研究室では、布などの柔軟材料を介した通信技術とその応用を研究しています。宇宙線は、コンピュータを含む計算デバイスの信頼性に大きな影 響を与える要因のひとつです。私たちはJ-PARCなどの大型加速施設で高い強度の粒子ビームを利用し、計算デバイスの中心である半導体集積回路(LSI)における宇宙線の影響を分析し、宇宙線による故障に強い計算デバイスを設計しています。設計にコストの低い民生品を用いることで、将 来の民間宇宙開発 への貢 献をめざしています。さらに、宇宙空間だけでなく地上でも宇宙線の影 響があるため、自動運転システムおよび量子コンピュータにおける集積回路の信頼性向上にも取り組んでいます。計算機システムの構築において、演算回路や制御装置などを構成するディジタル回路の基本動作の理解が不可欠です。論理回路の理論的基礎と設計手法についての解説を通じて、ディジタル回路(組合せ回路、順序回路)の構成およびその設計・最適化について学びます。医療分 野に利用されている光学技 術および 光学 機 器にフォーカスし、光学と生物学の両側面から医療に役立つ光診断・治療技術を学びます。分光診断やレーザ治療および生体内部イメージングといった医療応用技術を例として、その原理や用いる光デバイスについて最新の研究事例も交えながら学習します。 自動車が好きで、自動運転について研究したいと思っていたので、専門分野をしっかり学べる大学を探しました。当時は自動車=機械工学と思っていましたが、大学入学後に幅広く学ぶうちに、電子の領域から自動車の自動運転を研究したいと考えるようになり、電子・光工学を専攻しました。 密山 幸男教授の研究室に所属し、自動運転の制御に関係する画像処理について、その処理速度の向上などをテーマに研究に取り組んできました。学士の時は、オープンソースのRISC-V プロセッサをカスタマイズする手法でアプローチしていましたが、乗り越えなければいけない課題があまりにも多いため、修士進学後はSOM FPGA ボードを使ってFPGA ベースのアプリケーションの開発に取り組んでいます。この研究の成果が、現行の自動運転システムより、性能が向上しながら低コストでサイズの小さい量産型の製品化につながればいいなと思っています。将来は自動車メーカーで今の研究を生かせる仕事に就いて、さらなる夢を追い求めたいです。岡山県立倉敷南高等学校出身学士課程大学院修士課程応用光学特論未来に進む先輩半導体デバイス論理回路▶ 将来の展開電 子 工 学 と 光 エレ クトロ ニクス 技 術 で 日 本 、そして 世 界 の 未 来 を 担う人 材 に電 子 工 学 と 光 エレ クトロ ニクス 技 術 で 日 本 、そして 世 界 の 未 来 を 担う人 材 に大 学 院 工 学 研 究 科 基 盤 工 学 専 攻 修 士 課 程自動運転を制御するための画像処理の性能向上をめざして研究を重ねています。奥田 真菜さん[ 学士課程 ]▶ 学 ぶ 意 義[ 例えばこんな研究室 ]29 Kochi University of Technology 超スマート社会を実現するIoT、AI、6G等のデジタル技術を支えるのが次世代半導体と呼ばれる世界最先端の半導体集積回路で、超微細化、電子と光の融合、低次元材料などが検討されています。本専攻では、半導体デバイス、回路、通信、光エレクトロニクス、計算機技術などを習得し、学際的な視点から課題解決に挑む高度な能力をもった技術者をめざします。大学院修士課程では、自動車や宇宙など様々な分野で応用される最先端のデバイスやシステムの実現を目標に、ナノ材料、回路設計、光計測制御、プロセス技術、それらの応用研究を通して、高度な知識と理解力、豊かな創造性をもち、将来指導的立場となり製品の研究開発をけん引する人材を育成します。実世界にコンピュータの神経と血管を通す。宇宙線に起因する故障に強い計算デバイスを開発しています。 次世代半導体での我が国の強みでもある材料や製造装置、電子部品、情報通信、マルチメディア、組み込みシステムなど、半導体・デジタル産業分野の技術者、研究開発者として第一線で活躍できる人材となることをめざします。また、電子・光工学分野の技術は、自動車や宇宙産業から、医療、農業分野にまで急速に広がっており、就職先も情報通信、半導体、電子部品、家電メーカー、電力関連企業といった業種から、自動車関連企業や先端医療機器メーカー、マルチメディア企業など、幅広い業種が想定されます。学士課程廖 望 講師野田 聡人 准教授2電子・光工学コース電子・光工学専攻
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