高知工科大学 KUT WAY 2026
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AcademicsKUT WAY 2026Chapter58態度(モノ、人などの好き嫌い)は社会心理学の中心的テーマのひとつで長い研究の歴史があります。本講義では食べ物の好き嫌いといった単純なものから、環境問題についての態度、外国人に対する偏見、政治的態度などの複雑で社会的に重要なものまで様々な態度の心理メカニズムについて学びます。その際、心理学における研究だけでなく、脳イメージング法を用いて態度の脳メカニズムを検討した最近の研究も紹介します。 スマートフォンのゲームアプリの売上が広報の仕方一つで大きく変化するという記事を読んで以来、消費者行動やマーケティング分野に興味をもち経営学を学べる大学を探しました。大学で学ぶうちにヒトの行動や意思決定について社会心理学的な視点から学びたいと思うようになり、社会心理学を専門分野にされる日道 俊之准教授の研究室に所属しました。アンケート調査などでデータを取得し、そのデータと定量的分析手法を用いて、ヒトの自己効力感に関する研究を行いたいと考えています。具体的には、IT技術やその技術に対する抵抗感、受容度合などへの影響などについて、自己効力感の低さが各種行動や態度形成にどのように影響するのかをみることができればいいなと考えています。卒業後は、企業への就職を考えており、IT業界を中心に就職活動を行っています。就活に関する講義履修や教育講師の方々からのサポートを受ける中でIT業界のような社会を支える仕事に就きたいと考えるようになりました。愛知県立江南高等学校出身実験経済学では実際の人間の行動を観察することで、より説明力のある経済 理論を構築していきます。本講義では受講者自身が実験に参加し、その行動と経済理論との整合性を検 証することで、実験経済学の分野で明らかになった人間の特性に関する知見、制度への活用などを理解します。人々の行動は心 理、認 知、感情、文化的要因に影 響されて偏りが生じます。行動経済学では、その偏りの規則性を明らかにすることを通じて、これまでの経済学では説明できなかった事象を説明できるようにしたり、政策の有効性を高めたりすることに貢献しています。本研究室で は 、実 際 の人 間 行 動 を 、スポーツデータ( 競 泳 、野 球 、サッカー、相撲など)、教育データ(学業成績、寮の部屋割り、共通テストなど)、ボードゲームデータ(将棋、チェスなど)などから収集し、統計分析しています。心理学は文系の学問の中でも理系的な分野と言われています。それは実験し、データを統計的に分析しながら、科学的に心を理解しようと試みているからです。学生はまず、心を実験するとはどういうことかを学ぶため、グループで実習を行います。その後、個々人の興味に基づいて自分なりの仮説を検証する研究に進みます。そのトピックは、看板 広告やキャッチコピーの効果、経済ゲームにおける罰の効果、性格特性構造の分析、インスタグラム使用者の特徴分析など、様々なものがあります。本講義では、感情、直観などのこころの働きを重視し、私たちの現実により即した経済学を再構築しようとする学問である「行動経済学」について解説します。言い換えるなら本講義は、経済学の講義であると同時に人間の「非合理性」について学ぶ講義であるとも言えます。実験経済学行動経済学社会心理学応用未来に進む先輩自己効力感(自信)の低さが行動や態度形成にどのように影響するのかをアンケート調査と定量的分析手法で研究したい。玉腰 琴音さん▶ 将来の展開▶ 学 ぶ 意 義 ][ 例えばこんな講義 ][ [ 例えばこんな研究室 ]行動経済学研究室受け入れ可能な専攻|人間行動/経済政策/スポーツマネジメント進化・社会心理学研究室受け入れ可能な専攻|人間行動/経済政策人 間 の 生 物 学 的・社 会 的 特 性 に 関 する深 い 知 識 をベースに 、よりよい 組 織 づくりに 貢 献 できる力を 養う人 間 の 生 物 学 的・社 会 的 特 性 に 関 する深 い 知 識 をベースに 、よりよい 組 織 づくりに 貢 献 できる力を 養う 経済学・経営学の基本的な科目に加えて、生物としての人間の特性を学ぶための社会科学と生物学の融合系の科目、人間の心について学ぶための心理学系の科目を学びます。さらに実験経済学などの実験系の科目によって、自らの体験を通して人間行動を学ぶことができます。このようにして、人間行動に関する基礎的・専門的理論から、人間行動を理解する方法論までを総合的に習得することを目標とします。人間行動の法則性をデータで解き明かし、経済学をより頑健な学問にします。心の科学的理解をめざして、日々、実験に取り組んでいます。 本専攻では心理学や生物学などによって本質的な人間性を学ぶことができます。これらの知識を経済学や経営学の知識と結びつけることによって、現実の社会場面における問題解決が可能となるでしょう。こうした総合的・実践的知識を生かし、公務員や企業の総合職など、社会の様々な場面で活躍することが期待されます。また、自ら実験し、新しい科学的知見を生み出そうとする向学心の高い学生には、大学院進学などの研究分野への道も拓けています。林 良平 講師三船 恒裕 教授2人間行動専攻

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