京都教育大学 大学案内 2022
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17 美術領域専攻では、子どもたちの豊かな感性や創造力、表現力を育む教員を育成しようとしています。また、子どもたちが生涯に渡って美術や書と親しみ、芸術から力を得ることができるように、楽しく充実した表現や鑑賞の授業を行える教員を養成します。 絵画、彫刻、デザイン、工芸、美術理論・美術史、書道など幅広い分野で自身の表現活動を追求するとともに、子どもたちの表現を理解し、寄り添い、適切な支援を行えるような美術教育の理論と方法を学びます。子どもたちの活動が柱となる授業とはどのようなものか、子どもたちが自分自身の表現したいことを探り実現していく過程とはどのようなものかに想いを巡らせながら、子どもたちを見守り支援する教員のまなざしを身につけていきましょう。 芸術文化に恵まれた京都で一緒に学んでみませんか。芸術文化都市京都で、新鮮な芸術体験を子どもたちに届けられるよう、実践的、理論的な学びを。※教員や履修科目の詳細は、本学ホームページの「研究者情報」、「キャンパスライフ(教務情報)」をご覧ください。主な履修科目小学校教諭・中学校教諭(美術)・高等学校教諭(美術・工芸)(書道) など あなたの未来がまだ定まってないとしても、それは焦ることでも恥じることでもありません。かつての僕も地に足がついたことはなにひとつ考えていませんでした。たまたま入ってしまった環境が、偶然的にその人のありようや未来をつくりだす。それが大学の魅力のひとつです。 美術領域専攻では制作と理論を行き来しながら学びます。正反対のようで密接に結びついた両者を往還するなかで、あなたのスタイルをつくりだしてください。美術理論・美術史准教授山内 朋樹 私は幼い頃から絵を描くことやものをつくることが好きでした。子どもたちにも、ものを生み出すことや模索することの楽しさ、大切さを伝えたいと考え、美術領域専攻を志望しました。 人はそれぞれ個性や特性をもって生まれてきます。そのため、子ども一人ひとりに合った能力の伸ばし方、関わり方について学んでいきたいと考えています。 そして本学での学びと経験を活かし、子どもたちの豊かな感性を育み、学びを支える小学校の先生になりたいです。美術領域専攻 2回生京都聖母学院高等学校荒川 瑠璃亜さん活躍の場初等図画工作科教育中等美術科教育中等工芸科教育造形教育概論 素描 絵画表現立体表現基礎塑造研究 工芸基礎陶芸研究 デザイン基礎 デザイン制作美術史Ⅰ 美学概論Ⅰ 筆技基礎漢字かな交じり書Q&A美術領域専攻美術領域専攻の学生に実技未経験者はいますか?みんな生まれたときからずっと、保育園や幼稚園、小学校でも、描いたりつくったりしてきたはず。ただどこかでやめてしまっただけなんだ。大事なのは入学後の短くはない数年間、制作し続けられるかじゃない?

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