京都教育大学 大学案内 2022
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32「子どもってすごい!」と実感する日々。 幼児期は初めて集団生活を経験する子どもも多く、心身ともに大きく成長する時期です。子どもたちの笑顔に力をもらいながら、成長を近くで感じることができる幼稚園教諭の仕事にとてもやりがいを感じています。子どもたちがやりたいことや楽しんでいることを探りながら、環境や援助を考えていくことには難しさもあります。周りの先生方にアドバイスを頂いたり、保護者の方と子どもたちの姿を共有したりしていくことで、幼児理解を深められるように心がけています。子どもたちと一緒に遊び、豊かな発想に出会ったり、感情を共有したりすることを通し、「子どもってすごい!」と実感する日々です。 在学中にはボランティアやインターンシップ研修に積極的に参加し、実際に現場で子どもたちと関わったり、研修に参加させていただいたりしたことで、自分が教員になるイメージをより具体的にもつことができました。同じ志をもつ仲間と高め合いながら、子どもたちとの出会いを楽しみに頑張ってほしいと思います。応援しています。幼児教育専攻 平成29年3月卒業教育学研究科 学校教育専修 平成31年3月修了京都市立中京もえぎ幼稚園 勤務小野寺 由起 さんGraduate.02経験の厚みを増しておいてほしいと思います。 この4月で、小学校で働き始めて5年目に入ります。 学級担任として、子どもたちと一緒にとにかく走り抜けてきた日々でした。子どもたちが考え、悩むのと同じように、自分も授業の内容や子どもとの関係など、考え・悩みながら過ごしてきたのですが、それもあっという間に過ぎていったように感じます。 1年間の子どもたちの成長には驚かされます。身長や顔つきなど、外面的な成長はもちろん、学習・情緒面でも、たった1年の間に目を見張るような変化をみせるものだと感じました。そんな子どもたちと共に学校生活を送り、成長を喜び合えることが、この仕事の魅力の一つだと思います。 授業では、自分がこれまでどれだけ多様な経験をしたかが、説得力につながると感じる瞬間がたくさんあります。行ったことがある場所、したことがある活動だからこそ、教科書には書かれない体験的な面白さを交えて話せますし、子どもたちも明らかに興味を持って聞いてくれます。働き始めてからできることもありますが、たっぷり時間をかけたり、遠くへ行ったりすることはなかなかできません。大学生のうちに、興味があることには何でも取り組み、経験の厚みを増しておいてほしいと思います。理科領域専攻 平成29年3月卒業|京都市立七条第三小学校 勤務瀧本 真太郎 さんGraduate.03生徒と向き合った先に喜び合える瞬間がある。 私の中学校教員としてのキャリアは早くも4年目を迎えますが、変化する日々の中で、新たな発見をしたり、たくさんのことを学んだりしながら、充実した毎日を過ごすことができています。教員をやっていて良かったと感じる瞬間は、自分が関わった生徒の成長や変化が見えた時です。学力面はもちろん、人間的な成長や変化が見えた時はとてもうれしくなります。自分の思い通りにならない時もありますが、粘り強く生徒と向き合った先に、必ず喜び合える瞬間があると信じ、これからも全力で頑張ろうと思います。 教員になり、大学での経験が生きていると感じることがたくさんあります。だからこそ、大学生活でしかできないことに積極的にチャレンジし、その経験を自分の成長に繋げてほしいです。この大学には同じ夢や目標を持った仲間がたくさんいます。そして、その仲間と切磋琢磨し合える環境があります。この環境のもと、仲間と高め合いながら、自分の夢へと突き進んでください!応援しています!数学領域専攻 平成30年3月卒業|綾部市立綾部中学校 勤務水村 一輝 さんGraduate.04あなたたちの目標は、夢は、未来は、試験の向こう側にある。 教員として勤務し始めてから、早いもので3年が経ちました。国語の授業をするうえで気づいたことは、必ずしも「知識が豊富である=授業がわかりやすい」ではないということです。生徒にわかりやすく伝えるためには、多くの知識が必要です。しかし、どれだけ知識を持っていても、正しい生徒観に基づいて授業作りができなければ無意味だ、と日々感じます。 さて、みなさんは今、何のために勉強していますか?みなさんの中にはさまざまな答えがあると思います。一つ、忘れてはならないことがあります。それは、「試験に合格することがゴールではない」ということ。あなたたちの目標は、夢は、未来は、試験の向こう側にあるということです。生徒たちにどのような生き方をしてほしいのか。生徒たちがどうすれば幸せな人生を歩めるのか。それを軸にして考えることが、試験に合格する、そしてその先にある教員としての在り方がわかる、ということに繋がるのではないでしょうか。 目標を高く持ち、自分にとって本当に大切なもの、必要なものは何かを常に考えながら日々の学業に取り組んでください。国語領域専攻 平成30年3月卒業|京都府立洛東高等学校 勤務小柳 早希 さんGraduate.05

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