関心と進路に応じて体系的に専門知識を修得することができます。少人数教育は演習を通じて行われ、指導教員と学生がテーマごとに議論を交わす対話型学習により、柔軟な思考力と創造性を養います。経済学と歩んで100年経済学部は1919(大正8)年に法学部(法科大学)から分かれて誕生しました。2019年には100周年を迎えた、日本で最も古い経済学部の一つです。この長い歴史のなかで京都大学経済学部は、多数の著名な研究者、個性的な実業界のリーダーや各方面で活躍する優れた人材を送り出してきました。さらに革新を求め、絶えず先端的な分野の拡充をはかってきました。本学部の特色は、京都という地域に相応しい「伝統と革新」、そして京都大学の先人たちに共有されてきたリベラルな知的雰囲気にあります。経済の未来と対話経済学部は、「自由の学風」のもと、経済学・経営学の立場から、経済活動や企業活動を考えるだけではなく、個人や社会の厚生を考える学問をする場です。自学自習を基本精神として、財政、産業、雇用、金融、地球環境、国際市場、経済発展などの複雑で多様な問題について歴史・思想などを根底から学び、その解決策を考えます。経済学や経営学の専門科目だけでなく幅広い分野から自主的に選択し自由に学ぶことができます。また、大学体系的履修と少人数教育学外より実務の第一線で活躍する方々を迎え、実践的な教育や研究をしています。実務家と接することで、金融市場や地域経済、地球環境やエネルギーの問題にふれ、現代経済に対する理解を深めます。院との共通科目や社会人講師による実践的講義も開講しています。さらに、本学部では創立以来、演習(ゼミナール)制度を重視し、少人数の学生と担当教員による対話型学習システムをつくってきました。演習では指導教員のもとで少人数の学生同士でこうした諸問題に関するテーマを学び、報告、検討しながら問題の本質を捉えるべく対話的学習をします。多様性と国際性経済学部は、理系入試や特色入試をはじめ、外国学校出身者入試、3年次編入学入試など国立大学の中で先んじて多様な入試制度を導入してきました。それによりさまざまなバックグラウンドを持つ学生同士が刺激しあいながら切磋琢磨し、豊かな教養と人間性、国際感覚を身につけることを目指しています。本学部では交流協定締結校への学生派遣に応募することができ、多くの学生が英語圏のみならず多様な国や地域への留学を経験しています。本学部独自の学生交流協定制度を積極的に活用して世界の大学へ留学し、自分の可能性をどんどん広げてください。経済界との産学連携ココに注目313344
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