放射線技術科学専攻では、放射線に関する知識に加えて、将来診療放師として働くために必要な医学知識や画像検査など幅広く様々なことを学べます。1年次は、他の学部の学生と一緒に伊都キャンパスで基幹教育科目を受けますが、2年次からは馬出キャンパスで専攻教育科目が始まります。専攻教育科目では座学に加えて、専用の施設や実際に臨床で使用される装置を用いた実験も行ない、最終学年では卒業研究と大学病院での臨地実習が中心の学生生活です。講義の日程が詰まっている中で、レポートや小テストなど課題も多く忙しい日々ですが、クラスの仲間と協力したり、先輩に相談したり、先生に質問したりしながら楽しく乗り越えることができます。 卒業後の進路は、病院や企業への就職、大学院への進学など多岐にわたります。先生方や先輩方との距離が近く、就職前には、希望する就職先の先輩から心構えなどのアドバイスを頂きました。先生方には就職試験の面接の練習をお願いし、しっかりと準備をして就職試験に臨むことが出来ました。 診療放射線技師が担う画像検査や放射線治療は、現在の医療に不可欠なものです。私は臨地実習の指導者が、患者さんや他の医療従事者とのコミュニケーションを大切にしながら、装置や臨床所見、撮影方法について深く理解した上で従事される姿を見て強い憧れを抱きました。日々の臨床に加えて様々な研究や、最新の医療技術について情報を得るなど努力を重ねているからそのような働き方が出来るだと思います。その姿は今でも私の目標です。今後は、自分がそのような影響を与える存在になれるよう日々努力したいと思います。
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