IMAI Hiromasa西洋史学講座/准教授(ドイツ・コブレンツ=ギュルスのザンクト・セルヴァティウス教会)第一次世界大戦の犠牲者を追悼する記念碑研究室ゲーム大会の様子37専 門:ドイツ現代史専門分野:物理的・肉体的な暴力の経験が、時代状況とのかかわりの中でどのように変容し、また逆にその当事者や社会をどのように規定していったのかという問題関心から、第一次世界大戦後ドイツにおけるパラミリタリ(準軍隊)組織・義勇軍とそのメンバーのバイオグラフィを、経験史の観点から分析している。またこれと並行し、第一次世界大戦中に福岡県久留米市に設立されたドイツ兵俘虜収容所の世界を、「下からのグローバル・ヒストリー」の視角から再考している。主要業績:①『暴力の経験史―第一次世界大戦後ドイツの義勇軍経験1918~1923―』(法律文化社、2016年)②『第一次世界大戦と民間人―「武器を持たない兵士」の出現と戦後社会への影響―』(共著、錦正社、2022年)③ジェフリー・ハーフ『ナチのプロパガンダとアラブ世界』(共訳、岩波書店、2013年)④トーマス・キューネ/ベンヤミン・ツィーマン編『軍事史とは何か』(共訳、原書房、2017年)⑤アンドレアス・ヴィルシング/ベルトルト・コーラー/ウルリヒ・ヴィルヘルム編『ナチズムは再来するのか?―民主主義をめぐるヴァイマル共和国の教訓―』(共訳、慶應義塾大学出版会、2019年)⑥ローレンツ・イェーガー『ハーケンクロイツの文化史―シュリーマンの「再発見」からナチ、そして現在まで―』(共訳、青土社、2023年)研究室URL ▲ https://www2.lit.kyushu-u.ac.jp/~his_west/今井 宏昌
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