IIJIMA, Shuji共生社会学講座/教授TAKAHASHI Sanami共生社会学講座/講師ドイツ、ベルリンのキリスト教会オーストラリア、北部準州のキリスト教会日本、文化人類学演習中に聞き書きの練習59専 門:共生社会システム論、主要業績:『言語と身体−聖なるものの場と媒体』(共著、岩専 門:宗教社会学、ロシア、ウクライナの地域研究専門分野:宗教は普遍的価値に基づいた信者集団の連帯を説くトランスナショナルな性格を持つ一方で、土着の要素を取り込んで特定集団のアイデンティティと記憶を担保するナショナルな性格を持つ。これらの狭間で、①ロシアにおける聖人崇敬と記憶の問題、②社会貢献活動を通じたウクライナの教会と社会の関係を研究テーマとしている。宗教が国家権力の統制下に置かれ続けていた地域で、宗教的共同体が果たしうる公共的な役割の可能性と限界について考えていきたい。主要業績:『ソヴィエト・ロシアの聖なる景観─社会主義体制下の宗教文化財、ツーリズム、ナショナリズム』(単著、北海道大学出版会、2018)『ロシア正教会古儀式派の歴史と文化』(共著、明石書店、2019)『宗教遺産テクスト学の創成』(共著、勉誠出版、2022)波書店、2004年)『福の民暮らしのなかに技がある』(編著、福岡市、2010年)『フィールドワークの安全対策』(共著、古今書院、2020年)研究室URL ▲ http://www2.lit.kyushu-u.ac.jp/~com_reli/index.html調査地は日本、バリ、オーストラリア専門分野:現在は主にオーストラリア先住民アランタの研究を行っている。主な関心は、人が危機に直面した時にその危機といかにつきあうのか、ということにある。その危機とのつきあい方の1つに宗教が大きく関わってくる。但し、世界社会と言われる現代において、調査地と調査者とは、既に幾つもの関わりの中を生きてしまっている。そうした関わりの中で、適切な言葉を与えて関係を見やすくすること、また、そこから立ち現われる生の可能性の共有を思索している。飯嶋 秀治 高橋 沙奈美
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