12 私は基幹教育(一年時に行う後学のための教育)を日々受けながら、サークル活動でバスケットボールをしたり、飲食店でのキッチンのバイトをしたりして日々の生活を送っています。今は将来の選択肢を狭めないためにも基幹教育と並行して、英語も自主的に学習し、留学なども視野に入れています。専門的な法学の授業があまりない中でも、LPセミナーという実際の法曹の方々からの実体験を聞ける貴重な機会があり、そのセミナーを通じて法学への意欲を高めたり、将来への視野を広げたりしています。試験期間になると友達と中央図書館等で一緒に試験対策の案を出したり、勉強したりすることもあり、高校とはまた違った勉強の仕方で日々楽しんで勉強しています。 2年生になり、これまでの基幹教育での体系的な講義から個別・具体的な学説・判例に照らして考える機会が大きく増えました。私は、将来設計をしっかりと描いているわけではありませんが、ここ九大法学部では、法曹という選択肢がより身近に感じられる常況にあり、法律学や政治学の学習を通じて、少しでも法的思考を養うことができるように努めています。 現在、私は、あるサークルで代表を務めています。責任ある立場となり、50人からなるサークルの中で、自分がどういう役割を果たしていくことが求められているのか考えさせられる場面が多いです。また、部員や対外的な交流の場で相手をどう納得させられるか、話し合いの場で対立したときの帰結としてどこに妥結の余地を見出すかという思考過程は法学部での学習に通じるところを感じます。 私は専攻科目を中心に週14コマ受講しています。3年生からは週に1回のゼミ(演習)が始まり、その授業では少人数で裁判例についての発表やディベートを行っています。他の授業と比べて準備が大変なこともありますが、その分学べるものも多いです。合宿やゼミ論文集の発行があるゼミもあり、ゼミを通して学生生活の思い出を作ることができます。また、私は民間企業への就職を考えているため、2年生3月時から就職活動を始めています。現在は土日に説明会に参加したり、授業の合間にインターンシップの選考を受けたりしています。法学部には就職活動や公務員試験の勉強など自分の目標に向けて努力する人が多く、毎日刺激をもらっています。 私は公務員を目指して1年ほど対策に励んできました。公務員試験は試験科目が多いため早めの対策が重要ですが、大学生協の講座を利用しながら効率良く進めることで範囲をカバーすることができました。また直前期には筆記に加えて面接対策も必要となり、並行して進めることは大変でしたが、同じ公務員を志望する友人たちとともに頑張ることができました。 授業の方は、卒業要件の単位が揃ってきているので、2,3年生の頃より授業数は少なくなっています。これまで私は自分の興味・関心に合わせて政治系と法学系をバランスよく履修してきました。このように自由に履修計画を組むことができるのも九大法学部の大きな魅力だと思います。1年生 津野 照英2年生 吉田 響3年生 宮﨑 愛楓4年生 宮守 泰斗九大法学部とは?学年別!将来に向けてどのような学びを積み重ねるのか
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