九州大学 法学部 2023
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  交流協定と交換留学24 九州大学法学部・法学府(大学院)は、独自の交流協定を世界の大学・高等教育機関と結んでいます(表)。法学部の学生は、大学間協定校に加えて法学部の交流協定校への交換留学ができます。また、これらの協定校から法学部へ毎年、交換留学生がやってきて一緒に勉強し、大学生活を送っています。 現在、法学府(大学院)と法学部では合わせて20カ国以上の国から100名近くの留学生が学んでいます。この多様な留学生を生活や学習の面からサポートするのがサポートチームです。サポートチームは多くの留学生が最初に出会う日本人の友人でもあります。また、サポーターをすることで、日本にいながらにしてさまざまな国のあり方の一片に触れることができ、異なる背景を超えたコミュニケーション能力を磨く機会ともなります。※(DD)=ダブル・ディグリー2022. 7. 1 法学府(大学院)には日英両語による修士課程(BiP)、英語のみによる法律系(LL.M)と政治学系(CSPA)の3つの国際修士課程と、法律系の国際博士課程(LL.D)があります。もちろん日本人学生も受験できます。これらの国際コースは、学部教育の国際化にも一役買っています。 「留学はしたいけどなんだか不安だ」という人は、まず九州大学で提供されている英語による授業に参加することをお勧めします。一般教養科目には留学生センターで実施されているJapan in Today’s World(JTW), Asia in Today’s World(ATW)やASEAN in Today’s World(ASTW)があります。必修の英語課目は多様なレベルと内容で、法学部学生それぞれのニーズと関心に応えられるように工夫されています。専門課程に進んだら、法学府国際コースの授業を聴講してみましょう。英語力を磨きながら留学の心構えをすることができます。 このようにそれぞれの段階で提供されている国際教育をうまく活用して交換留学を経験し、ひいては国際コースへの進学も進路選択のひとつとすることもできるでしょう。 国際コースでは授業のほかにも、その時々のトピックスを取り上げた講演会やシンポジウムなどが数多く英語で開催されていて、法学部学生の参加も大歓迎です。 留学をするには国際的に認められている語学能力試験の結果を提出することが求められるのが一般的です。たとえば英語であれば、TOEFLやIELTSなどです。こうした語学能力試験の受験を応援するために、法学部は、受験料の一部または全部を補助する制度を提供しています。このような語学能力試験の結果は、留学だけではなく、就職や社会活動にも活用できるものです。 また、いざ交換留学が決まれば、航空運賃の一部補助を受けられる制度もあります。 グローバル化した世界において、日本の大学でも国際化がどんどん進行しています。九州大学は、スーパーグローバル大学創成支援トップ型「世界大学ランキングトップ100を目指す力のある、世界レベルの教育研究を行う大学」のひとつに選ばれて、全学的に国際化をさらに進展させています。 その九州大学においても、法学部の国際化は他をリードするさまざまな取り組みを行っています。法学部の交換留学パートナー校大学・学部華東政法大学(上海)ボルドー政治学院ボン大学法・経済学部ティルブルグ大学・法学部レイキャビク大学・法学部ハノーバー大学・法学部レウヴェン・カトリック大学(大学院)(DD)ブツェリウス法科大学院トゥルク大学・法学部ミュンスター大学・法学部アテネオ・デ・マニラ大学・ロースクール(大学院)(DD)国立台湾大学・法律学院(DD)国立台湾大学・法律学院モンゴル国立大学法学部ビクトリア大学法学部FGVロースクールサンパウロ校法学部レウヴェンカトリック大学法学研究院国名締結時期中国2005年フランス2007年ドイツ2008年オランダ2009年アイスランド2004年ドイツ2012年ベルギー2012年ドイツ2013年フィンランド2013年ドイツ2013年フィリピン2015年台湾2016年台湾2017年モンゴル2019年カナダ2021年ブラジル2021年ベルギー2021年 留学生との交流国際交流国際交流と国際教育世界を広げましょう!! 国際教育 いろいろな支援九大法学部で

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