九州大学 法学部 2023
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26 近年、法科大学院(ロースクール)へ進学し、法曹を目指す人たちが多くなっています。ロースクールは「専門職大学院」で、修了後は「法務博士」の称号を得ることができます。入学試験から、入学後の勉強、さらに「司法試験」、また合格後も司法研修所での修養と、長期にわたる勉強が必要ですが、法学部ではロースクール進学を見据えたサポートを低学年時より行っています(また、2019年には「法科大学院連携プログラム」を開催しました)。多くの先輩が現にロースクールへと進学し、法曹資格を取得しています。さらに研究を志す人には、研究大学院修士課程、博士後期課程への進学のため、ゼミや勉強会を中心としたサポートを行っています。論理的思考力を身につけることができました。就職活動において、金融の中でも、信託銀行を選んだ理由は幅広い業務を行っているからです。また、特に相続分野や不動産分野において、法学部で学んだ知識を活かすことができると考えました。まだ業務が始まって間もないですが、法学部で培った論理的思考力や文章力が役に立っていると感じています。就職活動はみなさんが想像しているよりきっと厳しいですが、九州大学法学部には親身になって相談に乗ってくれる先生や先輩、時に競い、時に励まし会える仲間がいます。まずは受験を乗り越えて、みなさんが納得のいく道を進むことができるよう、心から祈っています。大学時代に学んださまざまなことから、アーキテクチャ設計が社会の在り方に与える影響の大きさを実感し、「ものづくり」の仕事がしたいという思いがありました。就活開始直後は、BtoCのメーカーに着目していましたが、将来的に実現したいことやキャリアプランと嚙み合わないことがありました。また、COVID-19の影響で、志望していた企業が新卒採用をやめたこともありました。私が入社した両備システムズは、スカウト型の就活サービス上で出会った、BtoB・BtoGに取り組むIT企業です。公共事業を多く手掛けていることから、より多くの人に関わる仕事ができ、夢を実現できると考え、入社を決めました。現在は、政府や自治体のシステムの設計と開発を行うチームでシステムエンジニアとして働いています。経済法ゼミや情報法ゼミで得た法律やビジネスモデルの知識などが、業務の端々で活きていることを実感しています。他にも、マーケティングの知識や、大学のピア・サポート活動で身に着けた技能が活きたこともありました。ありきたりですが、さまざまな経験はやがて自身の血となり肉となります。興味があることには積極的に挑戦すると、いずれ「やってよかった」と思う日が来ると思います。今年の春、三井住友信託銀行に入社しました。大学3年から経済法ゼミで独占禁止法を学び、大学4年からは刑事政策学ゼミにも所属し、少年法や再犯防止について学びました。前者のゼミでは様々な業界について知ることができ、後者のゼミでは、討論を通じて 就職を希望する学生は、九州内外を問わず、有力民間企業に就職したり、あるいは国家公務員・地方公務員となる人が多いです。法学部では、就職相談から、就職ガイダンス、就職支援講演会、あるいは学修支援など、多くのチャンスを提供しています。また、法学部にキャリアデザイン専門の部署を設置し、学部として全面的にバックアップしています。ゼミの先生を中心に教職員一同、みなさん一人ひとりのサポートを行っています。小さなことでも分からないことはどしどし尋ねて、是非こうしたシステムを積極活用してください。法学部で授業やゼミ、課外活動等で経験を積めばほとんどの業界や会社に挑戦できます。また、ゼミや法学部の先輩方を頼ると就職活動もスムーズです。是非、九大法学部に入学し、学内だけでなく、学外にも目を向けつつ、多くの方の助けも借りて挑戦して下さい。 地域経済を支える企業の業績を伸ばし、地域の経済的活性化を実現したいと思い、当初は経営戦略の策定などに携われる外資系のコンサル会社を中心に挑戦しました。選考過程では、学生時代の経験だけでなく、企業課題を解くことも問われ、ふるい落とされるプレッシャーに押し潰されそうになりましたが、ゼミのOBの方や先輩方からアドバイスをいただき乗り越えました。その後、より中立的かつ長期的に地域全体の経済的活性化に取り組みたいと思い、日本政策投資銀行(DBJ)にも挑戦しました。どちらも魅力的な職業であったため、大変迷いましたが、最終的にはDBJに決めました。就職活動では、情報法演習(成原ゼミ)や憲法演習(南野ゼミ)等で培った、課題を特定して問いを立て、調査した事実に基づいて語る力が活きました。就職情報室2022年法学部卒 小山 純奈(就職先:株式会社両備システムズ)2022年法学部卒 垣本 有咲(就職先:三井住友信託銀行)法学部4年 眞鍋 綾太(就職予定先:日本政策投資銀行)進学状況ならびに支援体制就活体験記就職状況ならびに支援体制就職・進学について就職・進学について

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