九州大学 経済学部 CAMPUS GUIDE 2023
18/32

経済工学科ミクロ経済分析経済モデル解析マクロ経済分析計量経済学[講義・ゼミ紹介]2年次生で学ぶ「ミクロ経済学Ⅰ,Ⅱ」の講義では、消費者や生産者の行動を分析することにより市場での取引の効率性について検討します。その際、数式により表された簡単な理論モデルを用いながら、講義が行われます。3、4年次生で学ぶ「公共経済学」の講義では、民間部門や市場取引を補完するための公共部門の役割について説明します。3・4年次ゼミの「経済工学演習」は、近年、医療経済学の分野から、演習テーマを選び、ゼミ生による報告を中心に行っています。時には、専門的分野に関して、教員とゼミ生あるいはゼミ生同士の知的格闘(?)が行われることもありますが、他方ゼミコンパは学問を離れ、教員とゼミ生が互いに胸襟を開き、本音で語り合える癒しの場として、定着しています。[講義・ゼミ紹介]3年次で学ぶ「環境経済学」においては、経済学部生が1・2年次で学んだ経済学の理論、手法がどのように応用されているかを中心に環境経済学の基本的な内容を概説します。ゼミでは理論に重点をおきつつ環境問題を経済学的に分析する手法を学んでいきます。ゼミは2年間で完結しますが、1年間で受講を終えても構いません。3年次ゼミでは教科書の輪読を行います。3年次ゼミの内容は上述の講義「環境経済学」の内容とリンクしているので、ゼミ受講者は「環境経済学」もあわせて受講すると理解がよりいっそう深められるでしょう。4年次ゼミでは3年次の学習を踏まえて環境政策に関する学術論文を読み、専門的な分野にふみこんで学習します。3・4年次ゼミは合同で行う予定です。年度末には受講者全員にゼミで学んだ内容についてのレポートを書いてもらいます。すべての受講者が卒業時に胸を張って環境経済学を修めたと言えるようなレベルに達することを目指し、そのサポートをします。意欲ある学生の参加をお待ちしています。[講義・ゼミ紹介][講義・ゼミ紹介]1616MIURA Isao[研究テーマ]❶ 開発経済に関するミクロ分析❷ 独占禁止法と競争政策❸ 医療経済に関する理論的研究FUJITA Toshiyuki[研究テーマ]❶ 地球環境対策の数理モデルによる分析❷ 国際環境協定の自己拘束性に関するゲーム理論的分析❸ 環境政策における不確実性と不可逆性IKESHITA Kenichiro[研究テーマ]❶知的財産保護政策と経済成長❷ 自動化の技術革新に関するマクロ経済分析❸ 児童労働の発生メカニズムと その抑止政策に関する理論研究YAMAZAKI Daisuke[研究テーマ]❶ 時系列モデルにおける構造変化❷ パネルデータ分析における統計3年次に学ぶ「応用マクロ経済学」では、1、2年生の時に学んだ「ミクロ経済学」および「マクロ経済学」の知識を踏まえてより専門的な内容について学びます。またゼミでは、少人数という環境で、標準的なマクロ経済学を中心にして様々なトピックスを学びます。特にゼミでは単にマクロ経済学の理論を学ぶだけではなく、その理論が現実のマクロ経済現象を説明する上でどのように役立つのかということを意識しながら学習を進めていきます。マクロ経済学を学ぶことで、社会や経済に関する体系的な見方を身に着けることができると同時に、「マクロ経済学でこんなことが説明できるのか!」という体験もすることができるでしょう。またゼミは少人数ということもあり、発表の準備や議論を行うことは大変ですが、その分だけ、他の講義では得られない密度の濃い学びを体験できます。大学で経済学に対する専門的な知識をつけておくことは、皆さんが社会人になった後で必ず役立つはずです。2年次生向けの「基礎計量経済学Ⅱ」では、経済データを用いた実証分析を行う上で重要なトピック・分析手法を学びます。なお、講義においては、統計手法のみならず、さまざまな分析例を通して、経済データを用いた実証分析の行い方についても学んでいきます。また、3・4年次生向けの「上級計量経済学」では、より高度な計量経済学の手法などを学びます。本ゼミでは、統計学・計量経済学の手法を学び、各自で決めたテーマについてのデータ分析を行います。ゼミでは、統計学・計量経済学のテキストの輪読と、統計ソフト「R」を用いた実習を行います。テキストの輪読と実習を通して、様々なデータを用いた分析の方法や、分析して得られた結果を解釈する方法を学びます。その後、ゼミ論文に取り組みます。ゼミ論文のテーマを決めた後に、データの収集・統計分析を行い、得られた結果をゼミ論文にまとめます。に関する研究理論に関する研究三浦  功藤田 敏之池下 研一郎山崎 大輔

元のページ  ../index.html#18

このブックを見る