九州大学 キャンパス案内 芸術工学部 2023-2024
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芸術工学図書館デジタル工房環境適応研究実験施設工作工房バイオ・フードラボ居住空間実験住宅42主に芸術工学系の学生・教職員へのサービスを行っています。所蔵する「ロイド・モーガンコレクション」は、建築図面を多数収蔵する貴重な資料です。また、令和5年6月に大規模改修を行い、隣接する情報基盤室と架橋し複合施設となりました。この改修により新たにアクティブラーニングスペースのための「アクティブラーニング・コリドー」、映像作成のための「ブラックルーム」と映像音響の展示のための「映像・音響ラウンジ」の新設等、学修活動への支援が充実しています。デジタルイメージ形成のための装置やソフトウェアなどデジタル機器を集中させた工房で、多面撮影用スタジオ、3次元デジタイザー、モーションキャプチャ装置といった施設・機能を持ち、高度なコンテンツ制作やデジタルアーカイブの制作等に活用されています。環境適応研究実験施設は、気圧、温度、湿度、気流、照度、水圧等を広範囲に制御できる人工気候室9室からなり、ヒトの環境適応能を詳細に検討することにより、健康で快適な生活環境や製品のあるべき条件を明らかにすることを目的とした世界最大規模の実験施設です。写真:八代写真事務所基礎造形を始めとする各種造形授業やモデル制作、各コースの卒業研究並びに実体制作等が行われる施設です。ここでは、各種工具、加工機械の基本的な操作や工作技術を経験し、デザインにとって重要な素材に対する感覚や造形的な思考を養うことを目的とした実習、体験的に身体感覚を取得することを目指した演習、並びに各種実験機器の試作研究を行っています。また多様なデジタルファブリケーション機器を導入し、ラピッドプロトタイピングを利用した演習も行われています。遺伝子解析装置および画像解析装置を備えたバイオラボ、そして調理可能な厨房設備を備えたフードラボは、生命美学、人工知能、バイオアート、人工生命、DIYバイオ、食といった知性と生命をとりまく複数の視点から、学内外の様々な研究者と共に研究活動に取り組むための教育研究施設です。居住空間実験住宅は、2階建ての実験住宅で、入浴動作、排泄動作、炊事動作、歩行動作、介助動作など住宅内における日常動作を3次元で解析できます。また、入浴、睡眠、休息、食事、団欒、家事、学習、機器操作などの実生活時の行動観察や生理反応測定ができます。教育研究施設Ohashi Campus

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