九州大学 キャンパス案内 芸術工学部 2023-2024
45/58

施設紹介未来デザイン学センター応用知覚科学研究センター応用生理人類学研究センター環境設計グローバル・ハブ(eghub)SDGsデザインユニット社会包摂デザイン・イニシアティブデザイン基礎学研究センター育・共通教育の開発と実践、第3にデザインの方法論の解明とその体系化の試み、第4にデザインにおける文化的多様性の推進です。デザイン基礎学研究センターはこれらの研究事業を通じて未来のデザインを構想することを目的としています。平成29年1月1日に国際的なデザイン学の研究拠点形成を目的に、これまでの「感性融合デザインセンター」を再編して設置されました。デザイン学と学内外の多様な研究分野とを結びつけ、デザイン学研究開発により創出された成果を、産官民と連携を取って、スピーディな社会実装を推進し、未来社会の創生に積極的に貢献していくことを目指しています。毎年アジアにおけるデジタルコンテンツのコンペティションADAAをはじめ、SDGsインターナショナルデザインアワード、国公立デザイン系大学会議、ウェブサイト"DESIGN ACADEMIA"など様々なデザイン学に関する活動を推進しています。ヒトと環境とのより良い関係を築くために、文系、理系、芸術系などの枠を超えた学際的研究分野「知覚科学」を確立するための研究センターです。例えば「数学と脳科学」「聴覚心理学と信号処理」「視覚心理学と人工現実研究」など複数の分野で活躍中の研究者が協力して独創的なアイデアを組み合わせて、「知覚科学」の立場からヒトに適した環境の実現に取り組んでいます。技術・情報の飛躍的革新は生活を一見便利で快適にしていますが、一方でヒトが生き残りをかけて生物学的に適応してきた環境との乖離はますます大きくなり、その歪みはすでに人の健康リスク等の様々な問題を引き起こしています。これらの問題を解決するため、ヒトの生物学的適応に関する基礎研究が九州芸術工科大学設置以来45年にわたり生理人類学分野にて行われてきました。この基礎研究を土台とし、現代社会が抱える喫緊の諸問題を解決するための応用研究に取り組んでいます。環境系を中心とし平成29(2017)年1月に設置された部局内センターです。領域横断し創造的な環境設計のグローバル展開を目指し、人社系、設計・デザイン系、造園系、建築系などの27名の研究者が、主にアジア圏の大学と連携し、環境設計という専門的な観点からの教育やアジア圏の環境整備に関する研究活動等を展開しています。国連が掲げたSDGs(Sustainable Development Goals)に対して、デザインの領域で貢献していく組織として「SDGsデザインユニット」を設立しました。本組織は、官公庁、国際機関、産業界などと連携し、社会課題に対しての“デザインによる解決”を目指して活動を推進しています。当デザインユニットでは、社会問題を解決するデザインに関わる教育活動・研究活動・制社会包摂とは、障害、性、国籍、貧困などの理由で社会から阻害されてきた人たちを含めた、あらゆる人たちの存在が尊重される社会のあり方を指します。社会包摂デザイン・イニシアティブは、多様なニーズに応じたサービスを提供し、個人のポテンシャルを引き出すための「しくみ」をデザインすることで、健全な成長や、豊かさの新し令和4年4月に、デザイン基礎学研究センターは設置されました。デザイン基礎学とは、デザインとは何か、その真理・価値(倫理)・美を根底から考えることを通じて、デザインを一つの学として成立させる思考の蓄積を指します。この目的を実現するため4つの研究の柱を立てています。第1に、デザインを根底から問い直す刺激的な批評の実践、第2にデザイン基礎教作活動・社会連携活動を実践しており、対象を小学生から社会人まで幅広く捉え、講義、ワークショップ、プレゼンテーション、協働プロジェクト、シンポジウム等を積極的に行っています。い価値を生み出す社会づくりを先導する研究教育機関です。(ソーシャルアートラボの取組を継承発展する後継組織です。)43附属組織・関連組織

元のページ  ../index.html#45

このブックを見る